ヨーグルトで善玉VS悪玉陣取り合戦を平和に！
「健康のために」と食べているヨーグルト。どんな効果があるのかわかっていますか？
今回の、インテリアコーディネーター・整理収納アドバイザーの林啓子さんによるコラムは、「ヨーグルトで善玉VS悪玉陣取り合戦を平和に！」です。
ヨーグルトの効果と食べるタイミングについて教えてくれましたよ。
ヨーグルトを食べるのはいつ？
ヨーグルトを食べるタイミングっていつでしょうか。CMやパッケージのイメージ的には朝食、もしくはおやつ？という感じでしょうか。私もその感覚ですね。子供の頃は朝食に出てくるもの、一人暮らしの大学生の頃は、 ヨーグルトだけ買って急いで学校に向かい、ゼミ室で食べながら準備して授業行く！という具合で。社会人になってからも、ヨーグルトは常備品だったように思います。これさえ食べておけばお腹は元気だから大丈夫！という謎の自信があったような(笑)
夕食後のデザートヨーグルト
夫の実家も朝食時に食べていたのですが、ある時期からお義父さんが夕食後のデザートとしてヨーグルトを食べるようになりました。定年退職後、生活も少し変わり、便通の変化を感じていたそうなのです。何十年と、お義母さん手作りのカスピ海ヨーグルトとこれまた手作りのジャムやヨーグルトソースをかけて毎朝食べていた習慣を見直して、最初は量を半分にして朝と夕食後に食べていたそうなのですが、段々夕食後のみになっていたようです。お義父さんにとっては、このタイミングがベストだったそうです。
そもそも効果とは？
この話を聞いて、食べるタイミングや効果について知りたくなり、少し調べてみました。それまでは、とにかく食べていたらOK！という気持ちだったので、ここらできちんと知ってみようと思ったわけですね。便秘解消でしょ、腸が元気なら体元気でしょ、くらいの知ったかぶりでしたから。
まず出てきたのが、善玉菌や腸内フローラという言葉。腸内にはとんでもない数の腸内細菌がいて、善玉菌と悪玉菌（厳密にはどっちとも言えない菌もいるとか。優勢な方に味方する。免疫力が落ちてくると悪玉になるという感じ。）が仲間ごとに集まっている。その様子がお花畑（フローラ）に見えるからそう呼ばれていると。健康的な人はそれぞれがバランスを保っているそうなのですが、何らかの理由で悪玉菌が増えると便秘になったりするのですね。脂質やお肉をたくさん食べすぎると、悪玉菌を喜ばすことになるという話です。ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を摂取することで、悪玉菌が増えることを抑えて腸内のバランスを保つことが大切なのだそう！
あとは、ヨーグルトに含まれる成分の中に「トリプトファン」というものがあるらしいのですが、これが体内で「メラトニン」というホルモンに変化するとか。「メラトニン」は睡眠に関する本を読んだ時に出てきたので、ピンときました。安眠を促す効果もあるのですね。
食べるタイミングの正解は？
食べるタイミングは空腹時を避けることが重要なのだそうですね。空腹時の胃の中は強い酸性のため、それが原因で乳酸菌やビフィズス菌が生きたまま腸まで届かないとか。あとは、カルシウムの吸収率は夜の方が高いということ。これらのことを踏まえると、お義父さんスタイルの夕食時摂取が一番良さそう！就寝ぎりぎりとか、そのあたりには注意が必要かもしれませんが。
ヨーグルトメーカー購入は大正解！
毎日家族全員が食べていると、食費の中のヨーグルト比率がまぁまぁ目立ちます。なんとか抑えたいなぁ。あとは、今日は1パック（70から100ｇくらい）食べるのは多いなぁという日もあったり。お義母さんのように作ってみたいけど、あのやり方を私がすることが出来るのか、など色々と考えた結果、数年前からヨーグルトメーカーでヨーグルト作りをしています。
牛乳1本とヨーグルト1パック（約110ｇ）を使って7時間で完成。私と夫用に牛乳を無調整豆乳に変えて作ったりすることもあります。こうゆう楽しみもあるのかと、満足しています。正直に言うと、予算的にはあまり変化がありませんでした。最初のうちはヨーグルトソースやオリゴ糖、オイルなど、かけるものを色々と試したくなったこともあって。最近は定着してきたので、予算的にはまずまずというところ、でしょうか。
美味しく効果的に食べて腸内平和に
これを書いている今日、実は誕生日なのですが、ついに40代に突入しました。だからというわけではありませんが、ここ最近は食べ物と健康のことをよく考えるようになりました。世界の食文化について書いている、ある作家さんが、「日本人は食べすぎだ」という話をされていました。それも妙に心に響いています。
大好きなヨーグルトを美味しく効果的に食べながら、腸内の平和を保って、元気な40代をスタートさせようと思っています！
教えてくれたのは…
林 啓子（はやし けいこ）
インテリアコーディネーター資格取得後、設備メーカーで換気・照明などのプランナーとして勤務後、出産育児のため退職。 子供の生活に合わせることを優先するため他業種での2年間の職務中に、整理収納アドバイザー1級、親・子の片づけインストラクター1級、家計整理アドバイザー1級の資格を取得。 4年前から住宅設備関連の仕事と兼業しながら、お片づけや家計整理のセミナー、お片づけサポートなどを行う。また月に一度、お片づけ後などの不要になった子供服リユースイベント(@ろいやるはうす)のスタッフとしてもお手伝い中。
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