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動物のいる暮らしの始まりと終わり
歴代の我が家の動物
生まれた時から自宅には動物がいました。犬は雑種にシベリアンハスキー、パグと飼ってきました。猫やチャボ、インコがいたこともあります。ご近所や知り合いのところから譲り受けたり、ペットショップで売れ残ってしまっていたわんこを招き入れたこともありましたね。父が特に動物好きで、よくお世話をしています。今実家では、両親と猫1匹が仲良く暮らしています。
出会いは雨あがり
この猫は言うと、年齢的にももう動物を飼う予定はないと言っていた時に、思わぬ形でやってきました。酷い雨が降った翌日、姿は見えないけれど、どこかから子猫の鳴き声が聞こえていたそうで、父が仕事に出てから、母は一人で必死に探したのだとか。勝手口の外の靴箱の下のわずかな隙間に1匹で鳴いていたようです。いつもの獣医さんのところへ連れて行き、一通りのチェックと検査をしてもらい、生後約1か月だろうということが分かったとのこと。飼ってくれる人を探しましたが見つけられず、愛護センターなどへも連絡したらしいのですが、「飼うか、それが出来なければ元居た所へ返して下さい。」と言われたそうで、「どちらにしても、うちじゃない!」と言うわけで、正式に実家で飼うことになったのです。
母猫の愛情
人間同士だけではなく、動物との出会いも縁ということですね。
実は、この猫とそっくりな毛色の成猫が実家の周りをウロウロしていたらしいのです、それもうちに来た子と同じくらいの子猫を連れて。ここからはそれを見た母の予想ですが、酷い雨の夜、子猫を守るために母猫が雨を凌ぐことが出来る場所を探し、1匹ずつそこへ連れていったのではないかと。雨が上がって、順番に迎えに行ったけど、うちの靴箱の下に置いてきた子は、迎えに行く前にすでに母が見つけて家に入れていたので、母猫は子猫に会えなかった。でも、様子が気になって他の子猫と一緒に様子を見に時々うちの周りに来ているのだろうと言うのです。確かに私が実家に行った時にも、隣の家の庭に面している大きな窓があるのですが、そこを網戸にしていると、外から猫が覗くことありました。そして、うちの子猫が窓の方へ走って行くのです。それを見ていると、確かに母猫が「あんた元気にやってるの?」と様子を見に来ているように感じました。母の予想はあながち間違っていないかも!
散歩コースは4コース
私にとって動物のいない生活は、大学生活の一人暮らしからでした。社会人になってからもそうでしたが、結婚する時に、やはりどうしてもまた犬と一緒に暮らしたいという思いがあり、新居探しはペットOK物件を見つけることから始まりました。新居へ引っ越してもうそろそろ1年という頃にやってきたのが、オスの黒パグでした。
近所を散策して、短い散歩コースから、超長めのコースまで4コースを決めて、成長度合いや気候、ご機嫌に合わせて一緒に歩きました。広島菜の大きな畑があり、その周りを歩くコースが一番のお気に入りだったように思います。
それは誰の散歩?
息子が生まれてからは、息子を三輪車に乗せて、リードを持ち、散歩に出かけました。とても広く、近所の方の散歩コースになっているとってもきれいで安全な河川敷の遊歩道が近くにあったのですが、そこまで行くといつも息子が三輪車から降りて自ら三輪車を押して歩くのが習慣でした。そうなるとリードを持ちながら息子のフォローをするのが難しくなるので、遊歩道に着いて息子が三輪車から降りるのと同時に、今度はわんこを三輪車の後ろの大きなカゴ(まとめ買いしても余裕があるようなカゴが付いていました!)に乗せ、息子がその三輪車を押すというシュールな形でのお散歩第2章が始まります。反対側から同じくわんこの散歩をしていたおじいちゃんに、「誰の散歩や!」と笑顔でツッコミを入れてもらったこともありました。わんこも、ある程度歩いてから遊歩道に来ているので、ちょっと疲れているというのもあり、それはそれは大人しくカゴに収まっていました。
まさかの別居
その後、息子が1歳半を過ぎたころ、アレルギーが発覚してしまい、一緒に暮らすことが出来なくなりました。掃除をもっともっと小まめにしたり、毛が落ちにくいようにするための犬用の洋服を探したり(足までしっかり覆うような洋服などがあるのですが犬とっては好きではないかも・・・)、生活空間を分けることでどうだろうかなど、どうにか一緒の暮らしていけないか考えましたが、アレルギー科の先生からは検査結果や症状から見ても、一緒に暮らさない方が良いと言われてしまったのです。そこからは、実家に託すことになりました。息子の様子を見ながら、一緒に散歩をする、車で遠出する、キャンプに行く、1泊だけお泊りしてみるなど、少しずつ少しずつ一緒にいる時間を増やしてみたりしながら、2つの家族から愛される特別なわんこになりました。
まさかまさかの1カ月
13歳になった今年、口の中に腫瘍が見つかりました。年齢的にも犬種的にも、また腫瘍の性質を考えても、外科処置をすることを断念しました。獣医さんや両親、家族でよく考えた結果でした。そして母の入院などさまざまな事情が重なり、亡くなる1カ月前からまた我が家で暮らすことになったのです。想像もしていなかったことでしたが、最高に幸せな1か月になりました。成長した息子のアレルギー症状も全く出ず!プレゼントのような期間でした。亡くなったタイミングも全て、この子は分かっていたのかというくらいの状況でした。
今出来ることと夢
幸せな犬生だったはず、とは思っているのですが、どうかな。
動物のいる暮らしが当たり前の中で育ってきたので、保護犬猫、多頭飼育崩壊、殺処分などの問題には耳を傾けずにはいられません。出来ることは少ないかもしれませんが、今現在私が出来るのは、我が家のわんこが残したものを寄付することかなと思い、実行に移しました。今後、預かりボランティアなどもっと近いところでお手伝いが出来るようになりたいと思っています。
防災グッズになるもの
ペット用のおしっこシートはご存じでしょうか。これは、少し手元に残し、防災グッズとして保管することにしました。災害用トイレとして使うことができます。もちろん、それ専用のものを用意するのが一番良いのですが、家族全員の3~5日分を用意しようとすると金額的にも大きくなりますので、小であればこのおしっこシートで代用することが出来ます。レギュラーサイズ100枚が1000円程度で購入出来ます。方法についてはたくさん情報が出ています。災害が続いている年でもありますので、ぜひ調べてみて下さいね。
教えてくれたのは…
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林 啓子(はやし けいこ)
インテリアコーディネーター資格取得後、設備メーカーで換気・照明などのプランナーとして勤務後、出産育児のため退職。 子供の生活に合わせることを優先するため他業種での2年間の職務中に、整理収納アドバイザー1級、親・子の片づけインストラクター1級、家計整理アドバイザー1級の資格を取得。 4年前から住宅設備関連の仕事と兼業しながら、お片づけや家計整理のセミナー、お片づけサポートなどを行う。また月に一度、お片づけ後などの不要になった子供服リユースイベント(@ろいやるはうす)のスタッフとしてもお手伝い中。
コンシェルジュのいる総合住宅展示場ふれあいホームタウン
ふれあいホームタウンは、コンシェルジュがいるから、気軽に立ち寄れる総合住宅展示場。
広島県福山市・尾道市・広島市に約30棟のモデルハウスが揃っています。
Webサイトでは、出展しているモデルハウスについてや、家づくりのQ&A、総合住宅展示場ならではのメリットなど役立つコンテンツが盛りだくさんです。
家づくりを考えている方も、そうでない方も、一度見てみてくださいね。