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推しの影響で初めてのソシャゲやってみた【ロードモバイル×MAPA】


ふぬけ(腑抜け)です。

愛すべきアイドルグループ MAPAがこの度、ロードモバイルというスマホゲームとコラボしました。ゲームをプレイすることでその人数や結果に応じて渋谷に広告が出されるタイアップ企画で、成績次第では参加者に特典も配布されるみたいです。

というわけでローモバという未体験のソシャゲをプレイしてみた感想を自分で自分にインタビューして聞いてみました。ゲームの内容そのものにはあまり触れられてないかもです。


──ローモバはMAPAとのコラボが発表されてすぐに始められたんですか

腑抜け(以下、腑)「すぐには始めませんでした。ゲームは好きでも得意でもないし、馴染みがないタイプのソシャゲだったので」

──ゲームをやればMAPAの広告が都内に出る可能性があるのに?

腑「ごめんなさい(土下座をしながら)」

──やろうと思ったタイミングは?

腑「(土下座をすぐにやめ反省する素ぶりもなく)刀歌くる美のポスト見て。なんか城や軍隊を作って戦ったり領地を守って拡大させてくようなゲームなんですけど、ギルド? 各メンバーの軍隊というかチームみたいなのがあって、くるくるのそれが人数不足で解散させられちゃうかもというのを見かけて」


──解散させたくない一心で
腑「そうですね。その時点でもまだシステム分かってなかったですけど、くるくる軍だけ入隊メンバー少なくて解散てなったら可哀想じゃないですか。バンドでもお笑いコンビでも解散の響きってなんでもイヤだし。衆議院ならまだしも」

──プレーヤーが集まれば集まるほどMAPAの広告が展開されます

腑「解散は結局くるくるのギルドだけの話だったのかMAPAトータルの話だったのか不明でしたけど、やっぱり広告が出るなら遅かれ早かれやってたと思います。ゆすらギルドとかで」

──やってみたらどうでしたか?

腑「慣れるまで大変でした。海外発?のソシャゲだからか、ゲームUIが正直見づらくて。パッと見、どこに何があって何をしたらいいか全然分かんないですよ。ギルドに入るまでも手探りで四苦八苦して。Xでオタクやメンバーからの情報提供でなんとか。途中何度スマホを叩きつけそうになったことか」

──ギルドに入ってからはスムーズに?

腑「画面さえ見慣れれば、最初は特にチュートリアル任せでどうにかなるんです。タップしたほうがいい場所の表示が次々に出るので、それに沿うだけです。押すべきボタンを押す、【!】表示のとこをタップして受け取れるプレゼントを受け取る。仲間からヘルプの要請が来てたらそれに応える。それだけ。スタートして3日間くらいはそれしかやってなかった」

──やり方は変わってきましたか

腑「不思議なもんで、徐々にやるべきこと(やったほうがいいこと)が理解できてくるんですよ。機能や操作にも慣れて。別に頭もお金も使ってません。けど手慣れてくる。効率的なやり方や順序、目的や選択肢を少しずつ把握できたという感じです」

──日課になってきたんですね

腑「ですね。同じギルドにいるメンバーの城やプレーヤーのレベルが見られるんですよ。それ見たときに『やべ、なんか自分だけレベル低いぞ』とか思って慌てて城のレベルアップさせたり。ひと目で分かるんですよみんなの数字や状況が。それが良い刺激になって。じゃあ城のレベル上げるために何が必要なんだ?と考え始める。他の数値もみんなより低い。ここの数字を高めて追いつくにはなにをやればいいのか?ちょっとした脳トレ感覚」

──MAPAのメンバーやオタクとやれてるからこそ楽しい

腑「根っこにあるのは確実にそれです。じゃなきゃ絶対やってない。ネット広告でアメリカンなソシャゲをよく見るじゃないですか。誰がやるんだろうと思って見てましたけど、まさか自分がやるとは。刀歌くる美からヘルプや支援物資が届いたり、逆にこっちがヘルプしたり増援したり。オタク同士でもヘルプし合って。どれが誰とか自分は分かってないですけど。リアルタイムで協力し合ってたり、深夜でも誰かしらやってたり、その辺は共同作業の醍醐味を味わえていいですよ」

──協力し合うことでミッションを速く達成できたり強敵を倒せたりできるんですよね

腑「助け合わないと限界がある。強くなれない。その意味ではまさにアイドルグループのステージみたいですね。昨夜はMAPAメンバーの紫凰ゆすらが配信をしながらオタクと一緒にリアルタイムでプレイしていて楽しそうだったし。かといって同調圧力のように急かされる感じでもなくマイペースでもやれる」

──それで今も続いていると

腑「ですね。正直自分はレベルも情報量も全然下っ端のほうですし頑張ってないほうだと思います。けどメンバーやオタクに良い加担が出来てるってだけで楽しいじゃないすか。やるべきことがあって誰かに必要とされてる。構図はそれなんですよ。死にたくなってる人やうつの人に対して『ゆっくり休んでね』とか『がんばれ』と声をかけるのではなく、なにか些細なことでもいいから無理のない程度の頼みごとをするといいと、むかし本で読んだことがありました。それは『あなたが必要なんです』というメッセージになるから。もちろん人にも疾患の程度にもよるでしょうけど。どんなちっぽけなことでも誰かに頼られたり必要とされたりすることで生活に張り合いがでる。ローモバはそれを教えてくれています」

──良い感じにまとめてきましたね

腑「嘘じゃないです。大袈裟にいうとってだけで。あとガチでいうなら良い意味で思考停止でやれるところです。スキマ時間でも疲れていても出来る。『花束みたいな恋をした』で菅田将暉演じる麦が仕事に忙殺されて小説やマンガを嗜むことが出来なくなって同棲中の絹(有村架純)と喧嘩するシーンあったじゃないですか。『宝石の国の話だって覚えてないし、ゴールデンカムイも7巻で止まったまんまだし、いまだに読んでる絹ちゃんが羨ましいもん』という。そんな麦に『読めば良いじゃん!息抜きぐらいすればいいじゃん!』と絹が言うけど麦は『息抜きにならないんだよ。頭に入んないの!パズドラしかやる気しないの!』と返す。まさにそれなんです。ローモバは心身の状態に関係なく出来る」

──喩えが悪い気がしないでもないですが、楽しめてるようなら良かったです

腑「MAPAというアイドルのおかげで、初めて行く場所、初めて出会うひと、初めて気付いた感情がたくさんありました。ローモバもそのひとつですよね。ふつうに生きてたら絶対に取らなかったような選択肢を選んでいる。推しって言葉あまり使わないんですけど、そうさせるのがたぶん推しの力じゃないですか。誰かの力を借りて自分の矮小な人生を拡張させる。悪くないですよね」

──ましてやプロモーションに繋がる

腑「まさに。MAPAは来年1月に1200キャパのワンマンライブを控えてるのでどんな形でもプロモーションって必要だと思うんです。めちゃくちゃ素敵なメンバーとライブ、音楽が揃ってるのに広告力やタイアップの差で他のアイドルグループより過小評価されてる点があるとしたら悔しいじゃないですか。だからメンバーとオタクみんなで手を取って渋谷のデジタルサイネージに広告を出す。その光景を見られたらそれだけでもう拡張景色。しかも構成要素は実質みんなのハンドメイド。ローモバ、やるっきゃないでしょ!」

腑抜けさんはそう笑って早速スマホを開いた。ヘルプでも来てるのだろう。

ちらっと覗いて見えたスマホ画面からは、最近リリースされて大ヒット中のポケモンカードのアプリ画面が見えた。きっとログインボーナス的な何かをもらったらすぐにローモバを開くに違いない。そう願いたい。


MAPA

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ふぬけ
サポートが溜まったらあたらしいテレビ買います