『取材・執筆・推敲』イベントレポ・本著応用編!「ももたろうの予告編を作るなら?」
こんばんわ。
今日は蔦屋書店主催のオンラインイベントを聴講しました。
先月からすっかりハマっている、ライターの教科書、古賀史健さんの『取材・執筆・推敲』(ダイヤモンド社)。まだ1巡目なので、2巡目に入ろうというところです。
さて、今回作品の刊行記念ということで、古賀さんの生い立ちや、ライターになるまでの紹介から、実際に本のポイント部分へ話しが及びました。
私の印象に残っている内容を自分のメモをかねてまとめとして書き記します。
起承転結ではなく「起転承結」
本の文頭にある「ガイダンス」は、この「起転承結」になっています。このガイダンスこそ、古賀さんがこの本で伝えたいと考えていることの凝縮版。ガイダンスには、この本に書かれていることがどんなものになるのかが詳しく書かれています。
「起転承結」とは、映画の予告編の作り方だ
なるほど、映画の予告編は確かにそうなっているかも!
例えば:
(起)ライターは、書く人か?
(転)ライターは、コンテンツを作りの人だ
ももたろうワーク:この本には「ワーク」として掲載されている「ももたろうを10枚の絵で絵本にするには」という課題がありますが、その応用編として映画のような「予告編」を7枚の絵で作るならどうする?というアイデアを、モデレータの柳瀬さんが提案していました。
そこで早速、私やってみました!
スタート:#13 大暴れの鬼たち
続いて桃から生まれたももたろうの存在を語る:#8→#16→#20
さらに、鬼ヶ島に向かうももたろうたち:#22
鬼と戦って、勝利:#27→#28
映画監督になりたかったという古賀さんは#13 スタート
編集者の柿内さんは、#23の鬼ヶ島の絵からスタートするとのこと。
私は普段記事を書く際に、本よりもボリュームが少ないこともあり、「小見出し」でこのような構成作りをします。ですが、今後はもう少しビジュアルをつけて、さらに「映画の予告ならどう構成する?」という意識や、「絵本ならどうやって説明できる?」というイメージを持って、やってみようと思っています。
ライターは見つけてもらう人
ライターは見つけてもらう人、編集者は見つけるプロ
古賀さん曰く、売り込みはしたことはないそうです。代わりに、見つけてくれる人がいることを信じて、一つ一つの仕事を実直にやっていくだけ。
毎回「恥じない仕事」をする
実際に、コルクの佐渡島さんは、古賀さんの仕事を見て声をかけてくれたそうです。
ライターに仕事を依頼する際に、
「(自分の)問題意識に対して、知っている人(=テーマドリブン)、
または
この人の裏側をみたいと思う人(=人ドリブン)」から選ぶ
これは担当編集者の柿内さんの言葉。
なお柿内さんが、「教科書とは何か」と考えた際に参考にした作品は、
だそうです。
ユーザーのニーズを捉えるのは無理
質疑応答で、「企画書を書く際のアドバイス」をということに対し、古賀さんは、
「ユーザーのニーズは分かり得ない」
とズバリなご意見が出ました。
むしろ、自分の目線で自分が何を読みたいのか、どう考えるのかで真剣に考える。
例えば、10枚に及ぶプレゼン資料は自分が本当に読みたいのか?読みたくないなら、1枚にする方法を考えよう。
自分が一番批判的な目線を持つ
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