「男闘呼組」の復活に涙した夜...
TIME ZONEのど頭の、「シンセサイザー」の音が響き渡る。
そうよ、これよ。
一気に30年前、音楽番組を見るためにテレビの前にかじりついていた少女の自分を思い出す。
息子たちが楽しんで聞いている「複雑」な今時の音楽とは違う音。
Layered vs Complexed
私は当時の音楽は「折り重なった」 Layeredな音だと思っている。だから一生懸命耳をすますと、それぞれの音がちゃんと聞き分けられた。
でも今時の音楽は「複雑」Complexedな音。これがなんだかすごく聴き分けるのが難しい。
もちろん、私も今流行りの音楽の中にも、たくさん好きなアーティストがいる
ただ、なんというか違うということだけがはっきりとわかっているのだ。
このことについては、おそらく音楽の評論家の人たちが、もっと細かく分析してくれていることだろう。
でも私は男闘呼組の音楽を耳にして、一つ気づいたことがある。
ということだ。
単純に、一番感性が育つ時期に、触れた時期に聞いた音楽だったこともあるだろう。邦楽、歌謡曲から入った私だが、12、3歳になった頃には、洋楽(それもメロコア系ロックから、ヒップホップやラップ、カントリーまで)もなんでもござれーだったし、高校に上がることには、香港映画にハマって、フェイ・ウォンを口ずさんだり、大学に入ってすぐに「韓流ブーム」の灯火さえついていない時代に、K-POPで踊っていた。
歌謡曲とロックの間で
話しはずれたけれど、男闘呼組(おとこぐみ)である。
小学生の頃に「少年隊」→「光GENJI」→「男闘呼組」→「スケートボーイズ(SMAP)」とコマを進めるようにジャニーズにハマっていった私にとって、もしかしたら初めて触れた「ロックミュージシャン」だったかもしれない。
もちろん、Xも聞いていたし、すぐにジャニーズ熱を超える熱狂的な勢いで
「プリンセス・プリンセス」命と宣言していた私。
その前に、ハマっていた男闘呼組の楽曲は、おそらく「歌謡曲」と「ロック」というちょうど架け橋のような存在として、気づかぬうちに自分の中で位置付けていたのかもしれない。
今気がつく、マッチョなかっこよさ
私より、2回りくらい上の大人たちは、おそらく「矢沢永吉」という人にそのかっこよさを感じているだろう。
あるいは一回り上の人たちは、「長渕剛」だったり「BOØWY」にその男らしさを感じているかもしれない。
でも、私にとっては「男闘呼組」なのである。小学生だった私にとって、ちょうどピンポイントでバランス良きかっこいいちょっと不良な感じが漂う人たちだったのだ。
成田くんのハスキーな声と、鋭い目つき
岡本くんの色気
高橋くんの声とヤンチャっぽさ
前田くんのチャーミングさ
参考までに当時の雰囲気がわかる写真↓
この4人のバランスは、貴重なライブ映像を見れば見るほど、当時の彼らがどれだけ魅力的なバンドだったんだと気がつく。
ビジュアルも、声も、生き様も
当時20歳にも満たない彼らは、本当にピカピカというより
ギラギラしていたように思う
ちなみに、当時小学生だった私は、男闘呼組のライブにいく術はなく、テレビの音楽番組や、「明星」に書かれた記事、ドラマや映画の俳優としてのアイドル的な存在感しか知らなかったけれど、彼らの魅力は、「ライブ」だったんだなぁということに、今になって知る。
初めて「時代よ逆戻りしって〜」って思ったよ。。。
彼らが解散してしまって以来、それぞれの活躍を折りあるごとにテレビでチラチラと目にしてきたものの、4人が4人とも、昔と全く変わらない熱量で「音楽」に向き合ってきていたことを知ったのが、今回30年ぶりにテレビ出演だ。
全く違和感ない歌声と、演奏を披露していた彼らこそ
と思った。
ちなみにTwitterのトレンドワードになってたみたいだけど、もちろん私も貢献しているはず(笑)
というわけで、久しぶりに当時の音楽を聴きまくっている。
図書館、ありがとう
もちろん、どの楽曲も配信系に全く入っていないほど古いため、音源確保は地元の図書館だ。
とりあえずアクセスできる図書館全てでチェックして、レンタルしまくった。
30年以上前の音源を丁寧に保管してくれている図書館さまさま!
バッチリ、当時の音楽をそのまま耳にできるCDをGETし、PC の落とし込む。
あとはライブのチケットが無事に当たりますように〜