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Article of the Day! 「団塊ジュニア世代が人生のまとめのフェーズに入っている」という件

おはようございます。ママジャーナリストのYukieです。

週末パパ友が共有してくれたこの記事を読んで、ビビっときたので今朝はこれをピックアップします。

1千万人ほど存在する「団塊ジュニア世代」。日本はその世代を生かしきれず今に至ると語るのは、批評家で作家の東浩紀さん。『ゲンロン』の編集長です。

僕も含めた団塊ジュニア世代(1971~1974年生まれ)というボリュームゾーンが、10年前は30代後半から40歳代でまだ若かった。消費でもメディアでも存在感があった。

(中略)

今や僕たちの世代は50歳手前です。まだまだ人生はありますが、端的に老後を考える世代になったことも事実です。新しい何かにチャレンジするということについて、30代とは違う難しさがあります。むしろ後進に席を譲る世代です。

最大の人口を持つ団塊ジュニアがそういう年齢に差しかかっているというのは、今、希望があまり語られない大きな要因になっていると思います。

(中略)

震災後の10年でこの世代を生かせなかったのは本当に痛いですね。ジェンダーバランスが日本だけおかしいというのも、この世代が活躍していないことと関係すると思います。

これらの言葉は響きました。私自身はほんの少しだけこの団塊ジュニアから外れますが、かと言ってミレニアル世代とは、ちょっと違うかもと感じてきた世代です。

まさに中間。しかし、東さんが指摘されているように、すでに頭の中は「次世代に譲る」モードになっている。子育てしていることも大きく影響していますが、一方で、諦めモードなのも事実です。

さらに、東日本大震災について、東さんが指摘された点は気になります。

伝承館が「国立」の施設ではない(編集部注・県立の施設)ということも重要です。キエフには国立でチェルノブイリ博物館があります。福島の事故はチェルノブイリと並ぶ大事故で、ローカルな事故ではありません。日本にはそれを国家として記録し後世に伝える義務があると思いますが、アーカイブ施設への国の関与や責任が見えない。

自分自身、震災後の東北には1度しか足を運んでおらず特に福島にはまだ行っていない。ちなみに、「広島平和祈念資料館」(通称:原爆資料館)も広島市が主体で運営されている。日本という国が担っているわけではありません。

ちなみに、米国にある「ナショナル・セプテンバー11メモリアル&ミュージアム」は、911の事件は起きたグラウンド・ゼロの跡地にありますが、「国立」です。

これは考えさせられます。

欧米に比べて1桁少ない感染者数でなぜ医療崩壊が起こるのか、国民の多くが不審に思っている。

これは私以上に、外国人の夫が一番ショックを受けていた点です。医療従事者の皆さんを責めるわけでもなく、単純に仕組みの問題。

では、そのうまく機能していない仕組みの問題について、私たちはただただ批判するのが正解なのか。ちょっと違う気がしています。

特定に政治家をSNSで批判したり、政党に文句を言うことは、なんの生産性もないのではないのでしょうか。一人一人が「自分ごと」として捉えて行動するしかない。

私が今起きそうな医療崩壊を無くすために魔法が使えるわけではないのでね。

確実に出来ることといえば、「健康を保つこと」。私だけではなく「家族の健康を保つこと」。運動して、ちゃんとご飯を食べて、寝る。前向きに生きるために必要な、心の栄養を本や映画とかゲームでもいい。家族と友達との会話を楽しむことに取り組む。そして、お仕事にも全力で挑む。

この記事を読んで、そんなことを感じました。

で東さんは

デモや、ツイッターのハッシュタグで、社会や政治を一発で変えようという動きには何も期待していません。代わりに地道に言論活動を継続できる空間をつくりたい。

これは長年批評家としてご活躍されてきた東さんだからこそできる。

私も1人のジャーナリストとして、私が見つけたトピックを追いながら、そのトピックを後押ししてくれる編集部の方たちの力を借りて、1人でも多くの人が「へぇ」と思い、何か行動に繋がるようなきっかけが生まれたらという思いで執筆を続けたい。あるいは取材者の方や組織が、新たなステップに進むきっかけが作れたら最高だと思っています。

いわば僕は、「準備の世代」として、未来を切り開く次世代を育てていくことで責任を果たしたいのです。その先の日本がどうなるかは、次世代に任せたいですね。

と東さんは準備の世代に徹するとおっしゃっていますが、私はもうちょっと足掻きたい(笑) 

今の20代、30代のようなフットワークの軽さはないかもしれないけれど、「四十路」だからこそできる知力とネットワークを生かして、できたたら次世代と一緒に何かやっていきたいなぁ。

もう少し子どもたちが大きくならないと、思い通りには動けないのです。そしてその頃には私はもう少しおばさんになっているはず。でもそれからだっていいではないですか。今はまだそのための助走期間なのです。

東さんよりちょっとだけミレニアル世代なので、そこの足掻きはまだしたい。

私はまだそしてもっと希望を語りたい。

自分への備忘録として:

東さんのメディア

新しいプラットフォーム シラス

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