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竹村さんのnoteを読んで、松浦さんと光野さんに想いを馳せる。

こんにちは

今日は竹村さんの↓このnoteを読んだら、

以前取材した「松浦弥太郎」さんの言葉を思い出し、さらに私の心の師匠「光野桃」さんの文章を思い出したので、書いてみることにしました。

松浦弥太郎さんの漢字とひらがなのバランス

私が『40歳のためのこれから術』を出版したばかりの松浦弥太郎さんにインタビューをした時、書籍に関するインタビューについてのお話し以上に、ライターとして以来非常に気をつけるようになったのが、「ひらがなと漢字のバランス」です。

ちなみに、『「自分らしさ」はいらない』(講談社)の中で、具体的に書いておられることです。

縦書きがほとんどの紙の世界で、読む人が心地よくて、気持ちよくて、「ああすてきだな」と思えるバランスは、漢字が四、ひらがなが六くらい。そう思って文章を書いていました。(中略)スマホを見る人の立場になって心で考えたとき、漢字とひらがなの割合は変わりました。漢字が三、ひらがなが七くらいと、ぐんとひらがなが増えたのです

『「自分らしさ」はいらない』P44

これを実際に、ご本人の口からも伺ったのですが、「読む人の気持ちいい」を追求された結果の漢字とひらがなのバランス。

この本を読み、松浦さんとお会いしてから、文章を書く上で、とても意識するようになったことです。

これは結局、竹村さんがおっしゃる「おもてなし」の考えと同じですよね。

光野桃さんの読みやすい文章の長さ

私の尊敬するエッセイストの光野桃さんも、ひらがなと漢字のバランスが絶妙な文章をかく方ですが、最近の光野さんはさらに、書かれる文章の「量」にも意識を持たれているように思います。

『白いシャツは白髪になるまで待って』は、見開き2ページごろに80のファッションに関するアドバイスやエピソードが書かれたエッセイ。光野さんらしい描写の鋭さと、ファッションに対する深い知識とアイデアの豊富さに魅了される。光野さんがいてくださるおかげで、私は10代の時から、年を取るのが楽しみだった。

そして、文章を書く仕事についてからは、光野さんが書くようなスッと人の心に入っているような文章を書ける人になりたいと思って生きてきた。まだ足元にも及んでいない気がするけれど、この本を読んで、改めて

「削ぎきった文章を書けるようになる」

という目標ができました。

まとめ

以上次の2つが私個人として考える書く時に意識したい3つのことです

・ひらがなと漢字のバランス
・心を込めた文章
・削ぎ落とした内容

そして日本語って、本当のおもしろいですよね。漢字とひらがなの組み合わせで、文章から伝わるインパクトが全然違う。さらにここにカタカナが加わると、さらに書く人それぞれの「個性」が表現されていくんです。

英語は一方で、使う単語や文章の長さだけで個性が彩られていく。あと唯一あるとすれば、「大文字、小文字」の使い方かな。

i am

I am
の違いみたいな

正しい文章的には、i amはNGですが、実際は個性という点において、見かける文章です。

と脱線しましたが、自分らしい文章を追求しつつ、たくさんの人が読みたいと思う「心地いい」文章を書いている人にもっともっとなりたいなぁと思った雨に日の午後でした。

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