マガジンのカバー画像

もっと盛る!バルダーさんの門

15
【PC参加・予定者は閲覧禁止】TRPG ダンジョンズ&ドラゴンズ『殺戮のバルダーズ・ゲート』をより活用するTips集。
運営しているクリエイター

記事一覧

ダンジョンマスターのトランクの中身。2018年版

 Static display of my DM's Tools!! 
 ノーパソやモバイルモニタが新しくなったし、D&D第5版になった区切りに何年かぶりのマスター・ツール群を紹介します。2年ぶり。

 ノートパソコンのレッツノートを除き、一式を奥のトランクに格納してます。レッツノートは財布とかと一緒に別のメッセンジャー・バックとかに。

 ダイスケースの箱はLOTRのシルバーアクセのジュエリー箱

もっとみる

【PC参加・予定者は閲覧禁止】もっと盛る!バルダーさんの門【第12回】

 ステージ12、つまり第12週に相当します。前述のシルヴァーシールドの演説直後から再開しました。PC はシルヴァーシールドを説得、三者会談が成立します。PC は立ち合いする中で、呪いがまだ軽く、政治家肌のシルヴァーシールドが取りまとめで、不当な法令を互いに撤回するなどで落としどころとし、本文のお祭りに至ります。ここで一晩あるとして、大休憩を取ってもらいます。
 恩寵はレイヴンガードが高いので、戦闘

もっとみる

【PC参加・予定者は閲覧禁止】もっと盛る!バルダーさんの門【第11回】

 「鮮血の結末」がステージ11 に当たります。本文だとムービーシーンのようになってしまうので、PC たちが三者を説得して会談をセッティングするという話運びにします。

 実際のセッションでどうしたかを紹介します。

 爆破の現場でPC たちは、コランからのメッセンジャーに呼び止められ、負傷して屋敷に担ぎ込まれたコランと話をすることに。コランはPC たちに、繋がりがなかったレイルとの会い方を指示して

もっとみる

【PC参加・予定者は閲覧禁止】もっと盛る!バルダーさんの門【第10回】

 ステージ10 は事件がそれぞれ関連すると説得力が増すので、時間に余裕があるキャンペーンで遊ぶ場合にも、一日のうちに起きることとしてプレイすることをお勧めします。
 ここで、このアドベンチャーの肝である、バヘルの恩寵の差によって起きる事件が変わる、という部分が実行されます。
 シルヴァーシールド、レイヴンガード、レイルはそれぞれ、この日が決定的な機会として各自計画を実行します。

・シルヴァーシー

もっとみる

【PC参加・予定者は閲覧禁止】もっと盛る!バルダーさんの門【第9回】

密かな武装調達
 ギルドを主な依頼元としているのであれば、本文の"ギルドに雇われている"を参照してください。その場合の戦闘遭遇も、本文にある武器を持ち出す際に露見するところで発生させればよいでしょう。あるいは無事に運び出した後、キャンダルハロウ家に持ち込む際にプレロールドキャラクターで構成されたPC たちと同じ人数の冒険者パーティーが待ち伏せていて、戦闘遭遇としてもよいでしょう。このNPC 冒険者

もっとみる

【PC参加・予定者は閲覧禁止】もっと盛る!バルダーさんの門【第8回】

 このステージは、Encountersのようにステージの区切りを明確にして遊んできた場合、DMはとても困惑するステージになりかねません。本文には事件が"暴動"一つしかなく、それも技能チャレンジや戦闘遭遇ではなく、だが演技を通してPCたちが一致団結する場面を作り出すように、といったことが書かれています。D&D第4版でも、演技を軸にしたドラマ場面プレイができることを示したいかのようです。
 さて、実際

もっとみる

【PC参加・予定者は閲覧禁止】もっと盛る!バルダーさんの門【第7回】

 いよいよ、タイトルの「殺戮の」の意味が分かるような事件が起こり始めます。情報が豊富にあるパーティーたちの中には、「いまの主な依頼人はヤバイんじゃないか?」というプレイヤーたちも出てくるでしょう。
 それによる陣営の鞍替えは、なるべくパーティーの総意をプレイヤー間で相談し、決めてもらい、パーティーごとでの陣営移行はなるべく認めてあげましょう。

 このステージの本番は「虐殺」 です。よって時間が限

もっとみる

【PC参加・予定者は閲覧禁止】もっと盛る!バルダーさんの門【第6回】

 このステージから、いよいよ権力を持つ三名の行動に特徴が出てきます。特にレイルと組んで進めてきた場合、本文では複雑な説明をしていますがPC には悟られないよう依頼を「しようとする」ことが重要です。
 たとえば、「燃える拳団が貧民街に設けた隠れ家かもしれず、人の出入りや様子を偵察してほしい。」「商売敵のギルドが力づくで解決するための人員を雇っているという噂がある。見張ってそれが誰なのか( ほかの広場

もっとみる

【PC参加・予定者は閲覧禁止】もっと盛る!バルダーさんの門【第5回 幕間】

 今回は、5.5という感じで、非常に重要なふたつの「幕間」についてお送りします。
 特に幕間1は、上層地区に住む貴族たちと、下層地区、市壁外の貧民の区画との貧富の差を十分にプレイヤーに描写することで、中世ヨーロッパをモデルにした剣と魔法の世界で考えられる身分の差からくる文化や生活、さまざまなことの規模などの違いが打ち出せます。僻地で悪を退治するようなアドベンチャーや他の時代や文化を舞台とするTRP

もっとみる

【PC参加・予定者は閲覧禁止】もっと盛る!バルダーさんの門【第5回】

 このステージでしっかりプレイしなくてはならないのは、実は幕間の2つの方です。どちらも戦闘遭遇をするには無理がありますが。物語内の日付は進んでしまいますが幕間に重点を置いて、演技会話と技能判定などで回すセッションとすることをお勧めします。日程の進みについては後述します。
 幕間は次の回で別に紹介します。今回は「上層地域閉鎖」、「貿易保護主義」についてお送りします。

 「上層地域閉鎖」、「貿易保護

もっとみる

【PC参加・予定者は閲覧禁止】もっと盛る!バルダーさんの門【第4回】

 ステージ4の二つの事件は、誰を依頼主としてセッションが進んでいたたとしても、本文に沿うと戦闘遭遇をせずに技能判定とキャラクター・ロールプレイで終わってしまう規模と場面しかありません。

 キャンペーンの進みが遅れていると感じていたら、どちらの事件も本文に沿って、どちらか、あるいは両方を技能判定を何度かするだけで終わらせてもかまわないでしょう。
 ただし「レイヴンガードを侯爵に」は、PC を巻き込

もっとみる

【PC参加・予定者は閲覧禁止】もっと盛る!バルダーさんの門【第3回】

 第3回はDMとしての力量の見せどころの最初のセッションになるでしょう。
 本文では事件ひとつだけのアウトラインだけが書いてあり、依頼人の違いによる差や、実際のPCの動きに対応する部分はDM任せになっています。素直なDMは、戦闘遭遇をどうするのかに戸惑うでしょう。

 プライベートなセッションにおいては、前後のステージの合間として戦闘遭遇がなくても形になるかもしれません。ステージ4のいずれかを戦闘

もっとみる

【PC参加・予定者は閲覧禁止】もっと盛る!バルダーさんの門【第2回】

  第2回は、早速現れる背景状況だけを説明するムービーシーン的な事件(「打ち壊し」)があります。
 戦闘遭遇化を行う場合の話しの流れと、敵の構成も掲載していますので公式のデータと合わせてご利用ください。 

 ステージ2 の項目はすべてPC が知るべき内容ですが、知らせ方はDMに任されています。進行時間を見て、PC がプレイとして参加していると感じられるよう配慮してください。複数の遭遇をこなす場合

もっとみる

【PC参加・予定者は閲覧禁止】もっと盛る!バルダーさんの門【第1回】

  第1回は、スタートするにあたっての進行管理や戦闘遭遇のデータについての補助情報から始まります。

 そのうえで、最初のセッションの日に遊ぶであろう導入部分とステージ1について、補足、アドバイスになりそうなことを書いております。

 第2回からは、ステージごとの内容を追うので、今回ほど長くはならない見込みです。

■イベントの進行・管理
 進行において、避けられない「強制イベント」というべきイベ

もっとみる