【レポート】D.LEAGUE ROUND.9 by榊原樹里
2024年2月25日(日)、日本発のプロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE 23-24 REGULAR SEASON ROUND.9」が有明・東京ガーデンシアターにて開催されました！
現地で観戦した榊原樹里さんによる初レポートです！
MATCHレポート
1st MATCH：RAPTURES vs ALT-RHYTHM
SEPTENI RAPTURES
『SHOUT』というテーマで、MIYUさんの強みである“歌うように踊る“というコンセプトだった。前半、音にバッチリハマっている踊りがすごくかっこよく、今シーズンのRAPTURESは音ハメをすごくしている印象が強いけど、今回の作品では強弱がはっきりしていて音の切り替えがすごくあったので、抜いて踊るとこ、バチバチに踊るとこの切り替わりが最高でした。個人的には最後の締め方が大好きです。
LIFULL ALT-RHYTHM
「KARMA」というテーマの作品で、入場から世界観がすごく、1人1人のメイクも特徴的でかっこよかった。SP dancerのYUTAKAさんの軟体性がすごく魅了的で、そのYUTAKAさんを囲むように踊るALT-RHYTHMのメンバーの皆さんは全部の動きが音にハマっていて不気味な世界観が最高でした。
ALT-RHYTHMは今シーズン初の勝利をおさめ今回ディレクションをした永井直也さんから涙も見られ、すごく印象的なmatchでした。
2nd MATCH：ROYALBRATS vs Legit
avex ROYALBRATS
「POTATO」をテーマに作られている作品で、衣装がシンプルで“踊り“で魅せているのが印象的だった。照明がround6の時とすごく似ていたがどちらの作品もコンセプトがはっきりしていたのでいろんな魅せ方をしているのが本当にすごいなと思った。
ダンスでストーリーをしっかり見せていて、感情まで伝わる作品ですごかった。
毎roundシンクロがすごく今回もチームのまとまり感がすごかったです。。
CyberAgent Legit
「DOZODOMO（どうぞ・どうも）」をテーマに作られている作品でSP dancerでFISHBOYさんがround2ぶりの参戦で今回もコンセプトから面白くて最初の入りから見てる人を惹きつけるような最高な作品でした。PoppinとRockを8人が全員揃って踊っていて見ててすごく気持ちよくて、みなさんの表情もDOZODOMOに合っていて見てて楽しかった。
このmatchはdraw。結果発表後お互い笑顔で挨拶しはけていく姿が印象的でした。
3rd MATCH：8ROCKS vs DREAMS
KOSE 8ROCKS
「THE LAST MAN STANDING」をテーマとしている作品だった。途中暗転してからの照明もかっこよく、8ROCKSの度直球ブレイキン＆組み技が最高にかっこよかった。過去シーズンのチャンピオン対決ということもあって会場でもすごい盛り上がりでした。ソロのパワームーブスキルが存分に生かされていて最高でした。
KADOKAWA DREAMS
「NEW OLD NEW」をテーマとし個人的に衣装がすごくどタイプでした笑。音で遊んでいるような作品で始まりの細かい音に合わせて全員がハマっているのが最高でした。今まではTSYさんがアクロバットをしている印象が強かったですが今回は全体的にみなさんがやっていたのもすごかった。音にあったアイソレで見せたりムーブがとてもかっこよかったです。
このmatchは8ROCKSの勝利。今シーズン4回目の勝利でTOTAL RANKINGも1ランクアップしCS圏内キープ。
4th MATCH：MESSENGERS vs I'moon
DYM MESSENGERS
「POWER OF FUNK」をテーマとした作品。純粋に毎roundダンスを楽しんでいるのが本当に伝わってきていて、ROCKを中心に作られている作品で少人数から8人になって色々な構成が見られた見てて飽きない楽しい作品でした。ソロの見せ場もあって1人1人の個性が爆発していてかっこかっこよかったです。
Medical Concierge I'moon
「MOISTURE」をテーマとした透明感ある、I'moonにしか出せない世界観でした。始まりからシンクロしたダンスが印象的で感情のユニゾンも入っていてかっこよかった。照明も作品のコンセプトに合っていてより世界観が引き立てられていた。音の強弱もあり、盛り上がるところとの差もわかりやすくて見やすかった。
このmatchはDYM MESSENGERSの勝利。TOTAL RANKINGは1ランクアップで8位。
5th MATCH：INFINITIS vs RAISERZ
Valuence INFINITIS
「AGGRESSIVE」をテーマに個性が詰め込まれた作品。1人1人のソロでブレイキンの技を入れていたり、次の展開が全く読めない構成ばかりで見ていて飽きない面白い作品だった。パワームーブで押し切るところや、反対に落ち着きある音は音に動きをハメてバッチリ踊りで見せているのがかっこよかった。
FULLCAST RAISERZ
「雨のち晴れ」をテーマとした作品。作品の中で晴れになった瞬間がわかりやすく表現せれていてコンセプトがわかりやすく今までにない RAISERZでした。小道具として傘が使われていて傘の使い方も新しく見ていて面白かった。新しいクランプの見せ方で後半にかけて雨から晴れになった瞬間からメンバーのみなさんが笑顔で楽しそうに踊っている姿が印象的でした。
このmatchはFULLCAST RAISERZのSWEEP勝利。今回の作品はWILD TWIGGZさんが初めて作った作品でもありJUDGEの結果発表がされるとメンバーのみなさんがWILD TWIGGZさんのもとに集まり抱きつき喜びを共有している姿が印象的でした。初作品で今シーズン初SWEEP勝利・初MVDというすごい結果を残した。TOTAL RANKINGも3ランクアップの3位まで上がった。
6th MATCH：MONOLIZ vs LUX
Benefit one MONOLIZ
「女郎蜘蛛」をテーマとしVOGUEのHANDS・ARMS CONTROLで表現した作品。いつもヒールで踊っているのが印象的でしたが今回足袋で踊っていた。いつもとは違う MONOLIZが見れた。今回のroundで一番世界観に飲み込まれました。コンセプトがはっきりしていて音源や照明もコンセプトに合っていてカッコよかったです。構成もコロコロ変わって面白かったです。
SEGA SAMMY LUX
「DANCING SNEAKER」をテーマに MONOLIZが得意とする手捌きに対しステップ・足捌きで挑んだ作品。会場を巻き込むように煽ったり細かい音に対し細かい足のステップがマッチしLUXの良さが全面に出された作品だった。Can Dooさんから始まる入りの掴み方が面白く会場もすごく沸いていた。
このmatchはSEGA SAMMY LUXのSWEEP勝利。今シーズン2勝目にしSWEEP勝利だったためメンバーのみなさんが飛び跳ねて喜んでいる姿が印象的でした。会場ではオーディエンスからも歓声がすごく沸いていました。
ROUND.9終了後のランキング
かなり順位が変わりました！特にRAISERZと8ROCKSはグングン上がってきています！ですが、下位チームも調子は良いですし、ポイントが近いので、ここらの展開も全く分かりません！
特に混戦となっているCS出場権のかかる6位前後の争いは目が離せません。SWEEP勝利をすると4ポイント獲得できるので、5位〜10位が1回のROUNDで一気に入れ替わる可能性があります！
次回ROUND.10は2024年3月10日(日)
「8ROCKS(4位) vs RAPTURES(6位)」「Legit(1位) vs RAISERZ(3位)」と、上位同士がぶつかる熱い戦いも楽しみですが、FUN'RISEの注目は「DREAMS vs LUX」です！Dリーグ初年度から切磋琢磨してきた両チームでありながら、LUXは毎年上位に食込むものの優勝を手にする事が出来ていません。今シーズンは出足から悔しい試合が続き、出遅れてしまいました。ですが、後半になり順位を着実に上げてきております。この試合で勝利を掴む事ができれば、上位との差もグッと縮まり、他の試合展開次第では一気にCS出場圏内に食い込んできます。「強いLUX」を見せてくれる事を期待しています！とはいえ、相手は超強敵DREAMSなので、どんな戦いになるか楽しみです！
ROUND.10
開演：2024年3月10日(日)18:00（17:00開場）
会場：東京ガーデンシアター
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取材・執筆：榊原樹里
執筆：FUN’RISE ryo: