今年買って読んで、よかったものーーーNNさん作「バーもののけ」シリーズ
昼間に↑のような写真を上げました。写真からもなんとか読み取れると思いますし、今回のタイトルにもしたのですが、日ごろnoteで懇意にしていただいて、敬意をこめて”姉御”と呼ばせていただいている、NNさんの新作シリーズです(以後、文中で姉御と呼ばせていただきますm(__)m)。
姉御がこの連作短編をnoteで連載され始めたころ、私はちょっと距離を置いていました。夏バテもあり、我が家のインコたちに変なことが起きたりもして、姉御のみならず、SNSそのものから距離を置いていました。
ただ、時折訪問した時拝見したら、これがめっぽう面白い! 読み手からの評判も上々で、本になる話がトントン拍子に進んだようです。
姉御はもともとがプロの書き手でいらっしゃる。それが故に、視野も広くて、懐も深い。いわゆる引き出しが多い方なんですが、ご活躍されていたのがアニメと特撮の脚本家という性格からか、文章がとても視覚的に明瞭なイメージを結ぶ力を持っています。
良い作品は、読み手に様々なイメージを抱かせます。「バーもののけ」で展開されるいろんな”もののけ”さんたちのお話に魅了された読み手たちは、おのおののポイントで、自由に楽しめるのですわね。
文章がなかなかしゃれてますし、皮肉が効いているときもあります。ユーモアあふれて、クスッと笑えるお話もあれば、バーで泣きながら酔っている人の悲しみが伝わってきて、肩を抱いてあげたくなったりします。
或いは、ベースになっている神話だとか童話だとかに気づいて、いろいろハラハラしてみたり、余計面白かったり。
私自身、お酒は好きですから、こんなバーがあったら、常連になりたいところですわね。バーテンさん、お願いしたら、どんなカクテル作ってくれるかな? ママに悩みを打ち明けたら、どんな答えをくれるかな? 或いは、”常連の”もののけさんたちの誰かが、解決のヒントくれるかしら? まぁあんまり野暮なことは言わないで、一緒にお酒を楽しむのがマナーってもんですかね(≧▽≦)
萩原朔太郎に「猫町」という秀逸な短編がありますが、姉御が生み出した「物野町」は朔太郎の世界よりものびやかで、奥が深い。それでいて暖かさもあれば、厳しさもあります。おかしみもあれば情もあります。本当に読んでいて飽きませぬなぁ👏👏👏👏👏👏
3巻の発行も目前とか。楽しみでありますね。
ただいま1巻・2巻ともに品薄状態とのこと。興味持たれたあなた、ぜひぜひ姉御にお問い合わせすることを強くお勧めいたしますですよ! いやぁ、早いとこ予約しといて、よかったわぁ(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
ここまでお付き合いくださったあなたに、心から感謝します。
ありがとうございますm(__)m❤💛