紆余曲折
こんばんわ。
私は自分でdesign した焼き菓子とケーキを1人で製造販売しています。
前回の 引き寄せたよね〜 の続きです
引き寄せたであろうケーキ屋さんでパートとして
わっかいアルバイトの子達と一緒に同じ制服を着て
ご機嫌に働いていました
仕事内容は
掃除、接客、計量です
オーナー(師匠)が製造している時は
横でガン見しながらメモメモメモ
当時は、息子達を保育園に預けていて
次男を長男と同じ保育園には入れてもらえなかったので
3時にあがって保育園を2ヶ所回り
買い物へ行き、夕飯、お風呂、寝かしつけのあと
ガン見してきた製造工程と、メモを見ながら作れそうなお菓子は
作ってみる日もありました
休憩時間には
師匠お勧めの分厚いお菓子作りの本と
原材料費の本を読ませて頂きながらお勉強
休みの日には朝からお菓子を作って
当時通っていたヨガ教室へ差し入れをしたり
友達に食べてもらったりと
誰かに会う時はお菓子を渡していました
そうするうちに
ヨガ教室の先生から、お菓子の委託販売をしない?と
お声がかかり!!!!
師匠に相談すると
ココで焼いて持って行っていいですよ〜と。
えっ?? ほんまにいいんですか??
はい。どうぞ。
食品衛生責任者の講習を受け
活動していく屋号を考え
名刺を作り
委託販売用のお菓子の試作を重ね
2013年 3月14日
初めて
自分で作ったお菓子を委託販売させて頂きました
Funny Factory 誕生
残念ながら委託販売はうまく行かず
1年で契約を終了させていただきました
感謝です
それから、あちこちの地域の小さなイベントへ出店して行き
新たに委託販売もやったりと
細々と師匠の協力のもと、3年間活動を続けて
近所にも少しお客さんができはじめていきました
そんな中、あるイベントに出店した際
半分以上が売れ残り
凹みながら、電車とバスを乗り継いで
息子達を預かってくれていた義理の母の元へ帰宅
お母さん今日は全然あかんかったわ、、、
めっちゃ疲れた、、、
この売れ残りどないしょ〜
せや!
明日、家の下で販売してみてもいい??
やりやり!やったらいいわ!
義理の実家は
昔は1階で工場をしていたそうで
めっちゃ広いのです
当時の1階は駐車場と義理父の作業場となっていました
早速、本日たくさん売れ残ってしまいましたので
全て50円引きにして
明日、ココで販売しま〜すウとsnsで告知
すると翌日
近所の方々が越しくださり完売したのです!!!!
調子に乗った私は
お母さんに月一回くらいココで販売してもいい??と確認
やりやり!やったらいいわ!
そして小さなイベントと実家での販売を続けていくうちに
師匠に甘え過ぎやし、、、
自分の工房を持ってみたくなり
師匠のお店を辞めることを決意しました
一番応援してくれている義理の母に相談をしたら
お父さんを説得してくださり
実家の1階に格安でお父さん自ら工房を作ってくださいました
師匠にも相談に乗っていただき
窯屋さん、材料屋さんを紹介してくださり
感謝でしかありません!!!!!
2016年 3月30日
Funny Factory
ちいさなお菓子工房 誕生
それから
2019年に義理の母が亡くなってしまうまで
家族、師匠、月1家の下販売していたころから
ずーーーっと買いに来てくださっているお客さん
工房をopenした時から買いに来てくださっている常連さんの
方々に支えられ、ただただひたすらに
がむしゃらに頑張りました
義理の母が急に亡くなってしまったことが
ショックすぎて思い出の詰まった工房に行けなくなり
がむしゃらにやりすぎた疲れも一気に吹き出し
1年3ヶ月間お休みしました
その間、初めて感じた死生観を考えるなかで
死にゆく人の側で何かできる事はあるのかなと
考えるようになり
介護の勉強をしたくなって、学校に通い
初任者研修の資格を取りました
学校には、すでに介護施設で働いている方もいて
現場の話を聞くと大変さが想像できないくらいにあるんやと
思いました
私の心はまだしっかりと回復はしていないので
介護施設でのお仕事は選びませんでした
が、死にゆく人の側で私にもできそうなことの
ヒントはいただけたし
まずはこの悲しみを受け入れることからやってみようと
思えました
そして、段々と心が回復に向かっている時に
ママ友から知り合いが園長やってる保育園があるんやけど
人手が足りず困ってるらしくて
雑用をやってもらえる人探してるらしいねんけど、どう?と
連絡がきて
ん〜お菓子屋はまたいつかやりたいけど
今はまだできそうにないし
とりあえず、面接だけでも行ってみよかな。と
行ってみたら即採用で
次の日から働くことに 笑
先生方の補助、お掃除がお仕事で
可愛い赤ちゃん達を横目に癒されながら
つい先日までは介護施設や老人、死にゆく人のお勉強してたのに
今は、生まれてまもない成長しかない天使達の中に
何なんやろか、これは。。。状態
半年間働いていく中で
保育園の先生方の大変すぎる過酷な現状を知って
私も息子達を預けていたので
改めて、当時の先生方に感謝しました
そして、世界中にコロナが広がり
命を預かる場所での責任の怖さと
人間関係に苛まれ退職しました。。。
さあて、これからどうしようかと
久しぶりに小麦粉と戯れたいな〜
せや、パン作ってみよ!と
自宅で簡単に作れそうなパンを作り
数回作って、ムズ。。。
やっぱりケーキやなと
次男のお誕生日ケーキを作って
1年3ヶ月のブランクがあったけど
上手く作れたのでお菓子屋を再始動しようと決めました
コロナ禍で再開したので
完全予約制にしたり、以前よりかなりスローペースにして
色々と工夫、試行錯誤しながらも
なんとか細々と続けて
いつかできたらいいな〜と思っていたcafeを
工房とは別の少し離れた場所で始めました
2022年 10月30日
Funny Factory
ちいさなcafe誕生
このcafe物件は
私の母親が70歳になるお誕生日に
お祝いとして初めて2人旅をしたのですが
母は一度も伊勢神宮に行ったことが無いというので
お伊勢さん参りをメインにしました
帰宅した翌日、何となく物件サイトを開いて見つけたのです
契約が決まり、工事をして
母に手伝ってもらうことが決まりopen後
お伊勢さんへお礼参りに行きました
母には7ヶ月間、週2日で手伝ってもらい
すんごい楽しんでくれていて
お客さんからも
お母さんに癒されます〜と嬉しいお言葉をかけていただき
私も初めて母と一緒に働くことができ楽しかったです
7ヶ月が過ぎ7月に入り、暑さと同時にお客さんも引き
母にはお休みしてもらうことにしました
私も疲れが溜まっていたので、暑い時期は休むことに
涼しくなってからも1人で回せるようになったので
朝から電車を乗り継ぎ来てもらうことは無しにしました
母は時々、お友達や姉を連れてお客さんとして来てくれています
今年は4月から更にゆっくりペースで
夏はお休みして
自分の時間、家族との時間を楽しんでいます
やっと今週末から気温が下がるようなので
やっと、やっと無理なく
お菓子を作れる季節が来ます!!!!!
年々、お菓子屋にとって厳しい気候変動ですが
それだけお菓子という作品をつくる
貴重な限られた時間を大切に大切に
楽しみたいと思います♡♡♡
最後まで爆裂トークにお付き合いくださり
ありがとうございます!!!!!