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小川さんとふたり、 タイ旅行に行ってきました。 那覇とバンコクの往復で、8000円の航空券があったので。 「同じ部屋で寝るのはやめてね」 というかんちゃんの願いを叶えて、 ひとり一部屋の個室に宿泊。 だけど貧乏旅行だから、宿は路地裏のゲストハウスです。 スワンナブーム空港に着いたのは、深夜の1時。 タクシーでバンコクまで行って、夜市の屋台でご飯を食べて、 宿に向かったのは3時過ぎです。 のんきに散歩気分で歩いていたのもつかの間。 道を間違えて、野良犬
首里小屋では、なんでも折半しています。 家賃はそれぞれの部屋の面積と、共有スペースの面積を きちんと計って決めているし。 食費は全てレシートをとっておいて 1円単位で割り勘です。 小川さんは、猫アレルギーの猫ぎらいでした。 猫の近くにいると、鼻水や目のかゆみが止まらない。 一緒に住んで治らなければ、病院に通って お薬をもらう予定でした。 ところが、三日と立たずに、猫アレルギーは完治。 猫のそらを、よしよしと撫でるようになっていました。 「ねえ、小川さ
私と小川さんは、 友達歴1年。 恋人同士だったこともないし、あんまり深い仲じゃない。 躰で解決できないし、 一緒に過ごした時間で精算もできないから、 全部話し合って生活しようね、というのが首里小屋の決まりです。 話し合いが好きなのが、私たちの唯一の共通点かもしれません。 引っ越してすぐに開催された第一回の首里小屋会議の出席者は、私と、小川さんと、かんちゃん。 洗濯物は、各自でしよう。 家事の分担は、得点制にしよう。 皿洗いは1点、ゴミ捨ては0.5点… 得点王になっ
沖縄に引っ越してしばらくたって、 私は猫をひろいました。 松田みおのコンサートをおしゃれなカフェで聞いて、いい気分の帰り道。 首里駅と儀保駅の間の、モノレールの下から鳴き声が聞こえるので覗いてみると、手のひらにのりそうな、小さな仔猫がうずくまっていたので、そのまま拾って育てたのです。 首里小屋に引っ越したって、もちろん猫も一緒です。 だけど、私たちが探したところ、ペット可のお手ごろ物件なんてほとんどありませんでした。 これはもう、直談判するしかないね。 私の