猫を飼う
沖縄に引っ越してしばらくたって、
私は猫をひろいました。
松田みおのコンサートをおしゃれなカフェで聞いて、いい気分の帰り道。
首里駅と儀保駅の間の、モノレールの下から鳴き声が聞こえるので覗いてみると、手のひらにのりそうな、小さな仔猫がうずくまっていたので、そのまま拾って育てたのです。
首里小屋に引っ越したって、もちろん猫も一緒です。
だけど、私たちが探したところ、ペット可のお手ごろ物件なんてほとんどありませんでした。
これはもう、直談判するしかないね。
私の猫に対する愛情を見れば、私のかわいい猫を見れば、大家さんだって許してくれるはず。
不安そうな小川さんをよそに、私はなぜか自信あり気。
「実は、猫を飼っています」と言ったのは契約の当日、ハンコを押す直前。契約は大家さんの家で行われました。その家には犬が2匹も飼われていたから(それも、かなり吠える)、大丈夫だろうと確信がありました。
保証料を納めるとか、いろいろ取り決めをした上で、猫は正式に認められました。
よかったね、そら(猫の名前)。
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