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司法書士があると、マンション管理士試験で有利なのか。

 司法書士があると、マンション管理士試験でどのくらい有利なのかみてみました。

 司法書士は、「不動産」系資格の分類ではなく「法律」系資格試験となるので、出題科目の重なりは少なくなります。
 マンション管理士試験では、
 民法6問、不動産登記法1問が重なるくらいかと思われます。

 ただ、司法書士の民法はマンション管理士試験よりも出題範囲が断然広いです。
 司法書士の民法は半分近く(約9問)物権の分野ですが、マンション管理士試験では物権の分野の出題が少ないことを考慮しても、過去問を1回解くくらいで十分なくらい有利になるかと思います。

 不動産登記法は、司法書士試験の不動産登記法とは、傾向が違うけれども、有利かと思われます。
 司法書士の不動産登記法は先例・申請書記載例・添付書類などが多いのに対して、マンション管理士の不動産登記法は条文ベースが多いようにみえます。
 マンション管理士試験では、建物の区分の登記やら合体の登記とか司法書士試験でも出題されていないような論点が出たりしてマンション管理士試験のいじわるさがあります。

 司法書士試験といえば、独学用のテキストのオートマシリーズを書いてる山本浩司先生が、実はマンション管理士も受験されて一発合格しています。
 山本先生が書いた勉強法の本だったかと思いますが、マンション管理士試験のことを若干書いていました。
 マンション管理士試験は法律分野をほぼ完璧にして建築設備は逃げ切るようなことを書いていたような記憶があります。

 戦略については、私もおいおい書きますのでよろしくおねがいします。

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