大分といふところ
先ほど大分の祖母と祖父の話を書いたけど、ゆっくり大分駅の周りを歩いたら楽しかったっていう話もさせてほしい。
まず、カモシカ書店。
本屋さん特集の雑誌や本でよく見かけていて、ずっと行きたいなと思っていた場所。
入ると、古書や映画のパンフレットがずらーっと並べられていて。
そして、素敵な階段が出迎えてくれる。
本箱の中の本を見つめたり、ポスターを眺めたりしていて、中々階段を登れませんでした。
ようやく入口。
ドアの先には、新書や古書が混ざって並べられている大きなスペース。
ところどころに、店員さん手作りのポップが貼られている。
奥に本を読みながら、お茶や食事を楽しめる空間があって、こんな可愛いメニューを出してもらえます。
私は、ジンジャーミルクティーを注文。
一生いられる、この空間、、、
商店街の中の洋装店にも、カモシカ書店からの本たちが並べられてた。
洋装店で、本のラックに釘付けになってしまった。
私、商店街って大好きなんですけど。
500グラム250円の銀杏と、60円の生姜を買って、幸福感に包まれました。
写真は撮ってないけど、別の八百屋さんでは、しいたけとえのきとしめじ(きのこ大好きなんです)と里芋とかぶを手に持っていたら、店員のお姉さんが「今ビンゴキャンペーンをやっていて、今きのこ類とおいも類を持っていらっしゃるので、加工品を買えば素敵なプレゼント差し上げますよ〜」と声をかけてくれたので、バナナチップスを追加したら、みかんを2つくれた。
これで、572円。最高すぎる。
この追加したバナナチップスが、甘すぎない甘さでなんとも美味しくて、みかんはみずみずしくて、かぶは丸ごとお味噌汁にしたらそれはもうほくほくで、新鮮な野菜を売っている八百屋さんの存在がありがたくてならないので、今後も積極的に経済的貢献をしていきたいと、心に決めるのでした。
フリーペーパーやチラシが大好きな私は、旅先に行くと無心でそれらを集めるのですが、そんな中見つけたのが、おさるのクラフトビール屋さん。
気さくなおじさんが「入ってってください〜」と出迎えてくれて、「え?関東から来たんですか?」と言って、お店のことやビールのことを色々と説明してくれた。
大好きなドラマ「獣になれない私たち」に出てきた、バーレイワインがあって、テンションが上がりました。
中々ないのよね、バーレイワイン。
ラベルのデザインも、とても好み。
とっておきの日に、大事に飲もう。
商店街や、路地にひっそりあるお店で「どこから来たん〜?」と気さくに話しかけてもらえる空気がとても好きで、何度でも来たくなるなと思ったのでした。
大分県立美術館のミュージアムショップで山下工芸さんの竹のお箸を買って、空港で椎茸のお出汁と椎茸のお吸い物の粉末と原次郎左衛門の合わせ味噌を買って、カモシカ書店で買った古本も詰めたら、スーツケースはぱんぱんになったよ。