コロッケとか、美容院とか、一人で子育てしていた時に助けてくれた人の存在とか、色々繋げてくるあたりが生方さんって感じで好きです。生方さんの作品って、全てに意味があるのよね。無駄なんてない、丁寧に紡いでくれる物語が心に刺さります。
海ちゃんが朝ごはんを食べながら、水李が慌ただしく海ちゃんの髪を結ってあげる。毎回の水李と海ちゃんの回想シーン、好きです。シングルマザー、お仕事に家事に育児に追われて、時間的にも金銭的にも大変で。美容院に行く余裕なんてない。そういう細かな現実が描かれています。そんな中でも、ママに可愛くいてほしいという海ちゃんと、一緒に美容院行こうという目標を作る水李が素敵です。
とうもろこしを剥きながら話す夏と朱音さん。一緒に台所に立ったり、とうもろこしを剥いたりしながら話す二人。夏くんが南雲家の日常に溶け込んでいる感じがいいですよね。とうもろこしごはん、食べたくなります🌽夏くんと朱音さん、どんどん距離が縮まっていますよね。手をペシっと叩いたり、夏くんも嫌ですってはっきり言ったり。そんな様子を微笑ましくみている海ちゃんと翔平さんの姿もまた良くて、和みます。
助かるでしょ?の弥生さんの首の傾げ方、可愛い、、、!有村架純ちゃんは、正義です。海ちゃんに聞いといてってお願いするものの、実は海ちゃんの対応に不慣れな夏くんをサポートしているってあたり、本当仕事出来る彼女さんだ…。
弥生さんがしっかりしているのは、そうせざるを得ない家庭環境だったからっていうのもあるんですね。家族のことが嫌いという弥生さんに、嫌いでいいよって寄り添う夏くん。家族仲が良いことがよしとされる世の中で、苦しんできたであろう弥生さんにとって、その言葉は救いになったでしょうね。色々な家族の形を描いてくれる生方さん。家族のことが嫌いでも、それはそれでいいよって肯定してくれるのが良いです。
コロッケの並ぶ食卓で、家族に海ちゃんのことを伝える夏くん。お母さんのゆき子さんの、夏くんへの言葉。隠したことへのしっかりとした叱り。夏くん、海ちゃんのこと弥生さんに話す時にほっとしたって言ってましたよね。それでよかったって、それじゃ済まないって言ってくれる人のいることの有り難さを感じますよね。妊娠出産ってどうしても女性に負担がいく。そのことを分かっているからこそ、それを隠してたってことがどれだけ重いことか思い知らせてくれました。夏くんにもしっかり届いたんじゃないでしょうか。それでも、最後は孫が欲しかった会いたいって言ってくれる懐の大きさ。一緒に同意してくれるお父さんと大和くん。素敵な家族です。今の彼女である弥生さんの意思を尊重するって言ってくれるのも、優しいし弥生さんがそれだけ月岡家に信頼されているんだなって感じますよね。
知ろうとした方がいいよっていうお母さんの助言、たしかにですよね。8年という期間、何も知らなかった分、夏くんは水李と海ちゃんがどう生きてきたか知らなきゃですよね。そして、水李が助けてもらった人って、津野くんですよね。次回予告でもちらっと映っていたけど、夏くんと津野くんの掛け合いもこれからもっと見られそうで楽しみです。
海ちゃんの好きなジュースをきちんと分かっている津野くん。家族じゃないけど、海ちゃんのことをよく分かっていて、それだけしっかり関わってきた存在なんですよね。なのに、水李がいなくなってから、ただの他人になってしまうという悲しさ。海ちゃんは津野くんのこと、大切に思っているんですよね。それが海ちゃんの家族にも伝わって、津野くんが外野じゃなくなる日がくればいいのに、なんて思います。
すぐに打ち解ける大和くんと海ちゃん。大和くん、流石です。二人が仲良くしている姿、微笑ましいな〜。水李には会ったことがあるけれど、それは両親にも海ちゃんにも伏せて今度海ちゃんのママにも会いに行くねっていう大和くん、配慮が出来る人です。
じゃがいもをつぶしながら、夏くんの電話に出る弥生さん。弥生さん、一話ではコロッケなんて作れないですけど〜って言ってお惣菜用意してたのに、海ちゃんのために作る練習してるの健気すぎて、、、!2人の時間優先してくれていいからねっていうのも、優しすぎます。私も、弥生さん全面的に尊重(誰)。
水李と夏のお母さんが話していた、なかなか行けない美容院問題。弥生さんはカラーとトリートメントを注文します。一方で、隣のシングルマザーと思われる女性は、久々の来訪でカットだけ。複雑そうに話を聞いている弥生さん。母になるって、自分のことにお金も時間もかけられなくなるってことなんですよね。ましてや、一人で子育てをするとなるとそう。そのことを美容院で現しているのが、リアルだなと感じました。因みに、この美容院、いちばんすきな花の夜々ちゃんが働いていた美容院と聞いてテンションが上がりました!こういう、作品と作品の繋がりを持たせているのってファンとしては嬉しいですよね。
水李のお部屋に入って、感慨深そうにしている夏くん。そして突入してくる海ちゃん。お風呂掃除してなんて朱音さん、義理の息子より距離近くありません?笑 それだけ夏くんが南雲家に既に馴染んでいるってことですね。水李と海ちゃんが2人で住んでいたお家に行く様子も描かれるの、楽しみです。
ドライヤーをすっごく遠くから乾かす夏くん。三つ編みの練習はしたけど、ドライヤーの練習はしていなかったのね!笑 熱くないようにと配慮しすぎて、遠くからになっちゃうの不器用で優しい夏くんの性格が滲み出ていますね。すみっコぐらしの本を真剣に読む海ちゃん。弥生さんの買ってきてくれた本ですよね。ちゃんと気に入ってくれて良かったね、弥生さん。
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誰に言われたのか分からないけど、「恋人に子どもがいるって発覚するの大丈夫な訳ないじゃない」って言われる弥生さんがまたしんどそうだし、津野くんが夏くんに本音を語るシーンがずーんときそうだし、大和くんと弥生さんのシーンも気になるし、夏くんのお母さんが南雲家に挨拶に来るし、夏くんは海ちゃんの担任の先生とも会うみたいだし、また次回が楽しみです。一話観終わった後に、スピンオフが観られるのも嬉しいですね。