部門横断型「ナレッジ共有会」が復活!組織としての強みに気づく30分に密着!
ファングリー歴7年、すでに「古株」に片足をつっこんでいるスタッフ佐藤です。
採用広報noteでは若手スタッフの原稿チェックに徹してきた私ですが、今回は突如使命感に駆られ、自ら筆を執ることにしました。というのも、タイトルにある「ナレッジ共有会(通称:ナレシェア)」を説明するには、若手スタッフの参画前から脈々と続く「部署を超えた品質向上の取り組み」をお伝えする必要があると思ったからです。
全部署参加(推奨)の「ナレシェア」は、1回30分を原則とする、知識やノウハウ共有の場。
今回の記事では
・ファングリーが「ナレシェア」で実現したいこと
・半年ぶりの再開で明らかになった「ナレシェア」の価値
など、ファングリーの組織カルチャーの現在地をお伝えします。
部署をまたぐ連携の重要性
ファングリーには、デジタルコンテンツの制作に関するさまざまなスキルを持つ人材が5つの部署に分かれて在籍しています。
基本的にディレクターはディレクター、編集者は編集者という形で職種ごとにメンバーがまとまっています。こうした機能別組織(職能別組織)の場合、各メンバーが自身の役割や専門性の追求に集中できることがメリットですが、マネジメントは部署ごとに行われるため、他の部署が何をしているか見えにくいという側面もあります。
案件対応で得たノウハウや改善点を部門横断でシェアし、新しい案件にも工夫を取り入れられるのは組織ならではの強み。ファングリーでは分社化当時から全員参加の「Win Session」を開催し、部署の垣根を越える連携の「種」をまいてきました。
全社員が参加する「Win Session」には、部署単位の報告のほかに、個人個人が月々の業務を発表する時間も設けられています。ただし、1人あたりの発表時間が超コンパクト!「その話もっと聞きたい!」と感じても、個人個人でコミュニケーションをとるしかない状況でした。
そのため、ナレシェアの実施前までは、詳しい人に聞けば5分で解決できる疑問を1時間かけて調べた経験がある人も多かったのではないかと思います。
「ナレシェア」の前身プロジェクトをちょっとだけ紹介
そんな中、2022年10月に「ソリューションレポート」という取り組みが実験的に始動しました。これは実際の提供サービスごとに、各担当者が案件対応で得た知見をGoogleドキュメントに書き込んでいくというものです。
記載項目には、サービスの目的、お客様の課題、課題に対するファングリーの取り組み(提案内容や成果物に至るプロセス・意図・思考)、創出された価値が含まれています。
当時ソリューションレポートを見た私は「あの人、こんなことまでやってるんだ(そりゃ忙しいわ……)」「社内でこれができるなら、あのプロジェクトの課題もなんとかできるかも」と、大小さまざまな気づきを得ました。
意見交換のハードルを下げた「ナレシェア(第一期)」
「ソリューションレポート」をプレゼン形式にアップデートしたのが、2022年11月に始まった「ナレッジ共有会(ナレシェア)」!
ナレシェアを企画したコンテンツディレクターの北桝さんは、当時のインスタ部の取材に対しこのように答えています。
この言葉の通り、ナレシェアは回を重ねるごとに参加者からの質問が増え、月1回だった開催も隔週開催に。意見交換の時間には「実は、自分も今ここで悩んでいて……」と悩みを吐露する声に、各部署からアドバイスが飛び交う場面もありました。今思えば、この瞬間に「個人の力で解決できないことを、組織の力で解決する」というファングリーのカルチャーが一歩前進した気がします。
個人的には制作スタッフと営業スタッフが膝を突き合わせて語り合うのも新鮮でしたし、サイトやロゴのデザイン意図や、取材の出演交渉のコツなど、その案件でしか得られない学びに触れられたのも刺激的でした。
第一期のナレシェアについて、北桝さんに工夫したポイントを聞いてみました。
北桝さんの華麗なファシリテーションもナレシェア名物でしたが、さまざまな事情が重なり、ナレシェア(第一期)は2023年3月をもって終了しました……。
半年ぶりに復活した「全部署参加」のディスカッション!
ここからがいよいよ本題です。2023年12月、ファングリーのナレシェアがリニューアルして復活を遂げました!
主催者であるコンテンツディレクターの宇佐美さんがまとめた資料から、重要な点を抜粋して紹介します。
「暗黙知」を言語化、概念化していく概念として再スタートしたナレシェア。第一期と大きく異なるのは、従来行っていた「ナレッジ共有会」がプチリニューアルして再開されると同時に、別軸で「NPS改善会議」の機能が加わったことです。
在宅勤務のスタッフも多くいることから、第二期からオンライン中継もスタート。マイク付きのスピーカーフォンで会場の声を拾うことで、在宅スタッフもオンタイムで議論に参加できるようになりました。
「ナレッジ共有会」と「NPS改善会議」を合わせた取り組みが新ナレシェアです。
ナレッジ共有会ではスピーカーのプレゼンよりも、質疑応答により多くの時間が割かれています。
お客様からのアンケート結果をもとにディスカッションをするNPS改善会議には、ほどよい緊張感があります。
実際の模様をレポート!
リニューアル後初となる12月13日(水)のナレシェアでは、新しい試みである「NPS改善会議」が行われました。リアル参加が約15名、オンライン参加が7名とまずまずの参加率です。
11月実施分のアンケートでは、担当者の丁寧な対応を評価するお声が目立っていました。
改善を希望するお声からは今後部署の垣根を越えて注力すべき課題を抽出。
「NPS改善会議」に参加して私が感じたのは、ファングリーにはまだまだお客様の潜在的なニーズに応えられる伸びしろがあるということです。お客様から信頼されるメンバーが各部署に偏りなく在籍しているのは、まぎれもなくファングリーの強みと言えると思います。
他部署のノウハウやリソースを巻き込みながら、お客様の課題とより真摯に向き合っていく、そして、そこから得た気づきを組織に還元する――。ナレシェアの復活により、ファングリーの対応領域はまだまだ広げられると確信を得ました!
今回は初回ということもあり目標時間の30分をオーバーしてしまいましたが、司会の宇佐美さんは業務終了後の日報チャットでこんな感想をつづっています。
そうは言っても、司会をしながらタイムキーパーもするのって難しいですよね……。Amazonの会議は最初の15分間で資料を黙読する時間があると聞きますが、そういう工夫があってもいいのかもしれません。みんなで作ってこそ「ナレシェア」なので、アイデアがあればどんどん言っていくべきだと感じています。
主催の宇佐美さんに初回の感想を聞いてみると……
確かに、自分が関わっていないお客様からのお声も今後の対応に活かせるものばかりでした。
新しいナレシェアはまだ1回目を終えたばかり。採用広報noteでは今後もナレシェアをレポートしていきますので、ぜひまた見に来てくださいね!
余談①
2023年12月に再開されるまでの間、ナレッジ共有の貴重な手段となったのが、オウンドメディアのC-NAPSです。これを読んでいる皆さまのお役に立つコンテンツもすでにアップされているかも……!?
コンテンツマーケティングに課題を感じていらっしゃる方はぜひ覗いてみてください。
余談②
ファングリーでは一緒に働くメンバーを随時募集しています。
採用の中でも特に注力しているのが、お客様の認知拡大やブランディング、採用の課題をWebサイトで解決する「Webディレクター」。Webサイトのディレクション経験のある方、Googleアナリティクスなどアクセス解析の基礎知識をお持ちの方のご応募をお待ちしております。
他の職種も継続的に面談・面接実施中!我こそは、という方はぜひご応募ください!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?