葬儀担当者のプロ意識
お葬式の現場に携わっていた頃、おじいちゃんおばあちゃんありがとう、といお葬式だけではない。やはり逆縁(お子様が親より先に亡くなる)もあり、そのお葬式の担当を務めさせて頂くことが何度もありました。
何回お手伝いさせて頂いても辛い。全ての人がある程度お歳を重ね、最後に看取られてお亡くなりになる方ばかりではない。世間では大往生と呼ばれている方でもやはりその方が亡くなることは、遺族にとって本当に悲しいことだ。
ましてや子どもから先に旅立ってしまう悲しさは簡単に言葉にできないものがある。
葬儀担当者としてその場にいることが悲しいが、本当に辛いのは親や家族。
二十歳の頃、初めてまだ2歳のお子様のお葬式を担当させて頂いた。
お子様をずっと抱っこしていたお母さまの姿は本当に悲しく、それでいて気丈に振る舞われていた。
当時の自分には衝撃的な光景であった。命とは永遠にあるものではないと改めて思い知らされる。
お葬式の仕事をやり続けて感じることは、その方を亡くした真の悲しさ辛さはその家族にしかわからない。
そして葬儀担当者は簡単に遺族の気持ちがわかるとは言っては行けない気がする。だからこそ、第3者としてプロ意識を持ってご遺族と接する必要がある。
昔の葬儀社は「プロ」ではなかった。
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