流れと種
なんにも予定がない休日だったから、チビコと私は朝ご飯を食べたあとチャリで海に行き、遊びまくってチャリで山を登って、午後に帰ってきた。ホッと2人で「おしりたんてい」を半分まで見たあたりで、お友達がこの近くにワンコのお散歩に来た。チビコはぜひ一緒に行きたいと言ってまたみんなで山歩き。
家に着くとご近所さんにプラム採りに来ていいよ、と誘って頂いたが雨が降ってきて途中で引き返し、代わりにパパにホームセンターに誘われて、チビコだけ行った。
のん気だけど忙しい!
流石のオチビも最後は「家でおしりたんてい見たい…」と言っていたけど10円ガムで釣られた様子。
「チビコ、車で寝ちゃった。朝まで起きなさそう」
と、夕飯を作っていたら夫くんから電話があり「そりゃあ〜寝るよなあ〜!」と、気の毒に思う。元気があるからこんな感じで生きていくのかもしれないけど、まだオチビなのに。頑張った。
暗くして布団を用意して待つ。夫くんに抱っこされて運ばれて来たチビコが、必死に薄目を開けようとしていたから「大丈夫だよ、おやすみ〜」ってそ〜っとなでる。おしりたんていは明日見よう。今日は寝かしつけに「ARuFaの暇つぶし大全を読んで〜」とニヤつかれることも無い。
翌朝。寝まくったチビコが元気満タンで起きてきて、「オハヨーコケコー♪」と歌った(笑)
まだ5時前だが、不意打ちで可愛かったのでうっかり笑ってしまったのが運の尽き。気を良くしたオチビが「ライブをやろう!」とか言って鉄琴を鳴らしはじめたので慌てて止める。
ご近所の駐車場のプラムの木に、プラム採りに行かせてもらうことにする。
早朝の山の空気は、もう夏休みの朝みたい。私はザルを持って歩き、チビコはザルを被って走って行った。空気を吸ってるだけでなんかウキウキしてきて上機嫌に。
シロツメクサがいっぱい咲いている駐車場には、モンシロチョウが15匹くらいヒラヒラヒラヒラ低いところを飛んでいて夢みたいだった。その奥の大きなプラムの木にはプラムが鈴なりにいっぱい実り、木のまわりにもたくさん落ちていたので、踏み潰さないように肩車して、チビコが張り切っていっぱい採ってザルに入れた。
チビコはプラムを10個以上も食べた!ベランダで食べてタネを庭に投げる投げる。そうそう、念願叶っておしりたんていを見ながらw。幼稚園バスが来て、手を振って見送る。
「ママ、今日はそういえばチビちゃんの朝ご飯忘れちゃったでしょ」と帰宅するやいなやオチビに言われた。
え〜!プラム10個も食べてたじゃん?と驚いたらもじもじとこういった。
「プラムは美味しいし楽しかったから大丈夫、チビちゃんはもっとお腹がすいてたの。」
大丈夫の意味が微妙にわからなかったが、なぜだか胸いっぱいになって、私も今朝は楽しかったよ、
と言ってムギューとハグした。朝ご飯はごめん(笑)