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猫の昼寝

 今朝は、チビコを送り出したらすぐ『箱根ビール』を飲もうと決めていた日!絶好の晴れ。

 お疲れさまーとビールに言いながらプハッっと瓶のまま飲んだ。全く元気なかった自分の顔がニッタ〜と、勝手に笑いましたとさっ。

 午後に予定のある夫くんは、一滴だけ舌に乗せて、美味しい!と同じくニッヤ〜としていた。

 チビコの幼稚園LINEは夫くんがやってくれている。
「今回の懇談会で、卒園式の係決めるみたい、後で行ってくる、チビコと帰ってくるよ。」とのこと。それでお仕事は休み。シャーシャー自転車に乗り、なんだか楽しそうにもりもりと洗濯を干し、カーペットも剥がして外ではたき、椅子も箱もどかし、箒でサラサラと床を掃いていた。

 私はソファで山を見ながらビールを飲み、ぼんやりを超えて脱魂していたが、そんなわけで家中の家具が大喜びしだすし、空気はボンッと変わってスッキリ爽やかになったもので、なんとなく、ちゃんとベットで眠ることにした。サラサラの床ゾーンで思わずちょっと踊り、干したてのベットに転がった。


 〜〜〜

おひさまの下で、ワシャワシャとお腹を撫でられる猫になった夢を見た。オレンジでお腹が白く毛が長い、かなり大きいねこだった。

 それだけ。超、いい夢だった。私は起きてからも幸せにぽけーっと包まれたまま。もう大丈夫になっていた。

 懇談会から帰って来たふたりは、私の幸せな昼寝の気配を察知したらしく、満面の笑みでやってきて

 「ママちゃんよかったね!はいお土産!『ちびわ』とイチゴはチビちゃんから!他のはパパちゃんからだよ!!」
と、私の好きなポテチ達と家で採れたいちご一粒をベットに乗せてくれた。言ってるそばから苺はチビちゃんが食べてました(笑)

「いい休日が過ごせましたか?」と夫くんが嬉しそうに聞いてくれたので「すごかったよ〜〜。猫になってお腹をワシャワシャ撫でてもらう夢を見たんだ。ほんとうにありがとう!」と言った。チビちゃんのお土産食べてよー!!とチビコが叫んでいるのでちびわを指にはめて頂く。夫くんは確実に元気になった私を見て、ちびわを食べながら誇らしげに言った。

「いい夢が見れて良かったね。後でまたビールを買ってきてあげますよ!」


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