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フルーツの盛り合わせ

チビコはもしかしたらフルーツを思う存分に食べたくてこの世に生まれてきたんじゃないか?と私は少し思っている。

言葉をろくに喋れないヨチヨチ歩きの頃から『クワ、クワ。』って言って脱走して、ちっちゃな桑の木まで行って桑の実を食べようとしてたし。

梨事件っていうのもあった。それは何年か前。
「ママ、ピンポンってなった!」
とすごくすごく喜び勇んでチビコが駆け寄って来たのだ。でも鳴っていなかったので、聞き間違いじゃない?と私は言った。するとチビが身悶えして、
「ううん!!!あのね!絶対に!あの、ちょっと見てくるっ!」
と、狂おしい様子。なんだかわからないが待っていたら、ほどなくしてチビが帰ってきた。満面の笑みで、顔の両脇には大きな大きな梨が2つ!右肩と左肩に乗せてニッコニコで帰ってきたのである。
下のバアバの家に、宅急便で「特別な梨」が届いたピンポンの音になにか感じたらしいのだ…。

食べ方もなんかすごい。桜に登ってバケツ一杯採って食べたり、イチゴは毎日コツコツ良い粒を探しては、ダンゴムシと分け合って食べてたし(笑)

チビコが
「なんかフルーツある?」
と言う時、また言うとるわい。と思う反面(邪魔になっちゃいけないな。)と、なるべく言われた通り協力だけして、大人しく控える。フルーツ界においては全く位負けってやつだ。


パッションフルーツを拾ってきて、穴を開けてストローで飲んでる人。


iさんが今年も素晴らしい桃をたくさん送ってくださった!

チビコが喜ぶなあ〜。と思った通り、見事な桃達がフカフカと並べられてる箱を覗いたチビコは嬉しくて嬉しくて、踊った(笑)
そして
「あと二日で食べ頃って書いてあるし、まだ硬そうだからもったいないよ!」
って言ってんのに私が目を離した隙にガブッ!と食べて超〜ニヤニヤしていた。

ジイジの家に6個お裾分けしようとしたら「あげないで〜さみしいよおおおお〜」と嘘泣きしてきたので笑っちゃって、お裾分けを4個に減らす。
それでも桃との別れが身を切るように辛かったらしく、翌日なんと自力でジイジから2個取り返して来てしまった!
はあ~〜〜っっ!

全くしょうがないチビだ。
…やっぱこれからはフルーツは好きなだけチビにあげよ…。


奇跡のフルーツポンチ!

買ったり貰ったり実ったりして
梨、バナナ、メロン、桃、
プルーン、イチジク、シャインマスカットがなんと我が家に勢揃いした日。
生で見るスター軍団の眩しさに、ひゃああ〜!と思う。
大学で「ハチミツとクローバー」の撮影に来た俳優さん達とずらずらっとすれ違った時を思い出したっ。

ジイジが庭のイチジクとライムでジャムを作ってくれた。
めっっちゃくちゃ美味しい!
チビが感激して瓶に『すき』って書いていた(笑)


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