ベンチャー企業にとって、個人株主は敵?それとも仲間?
本日は、ベンチャー企業にとって個人株主を増やす意味を整理していきたいと思います。
ベンチャー企業にとっての個人株主の存在
ベンチャー企業にとっての個人株主の存在は、ネガティブに捉えられることがあります。
ベンチャー企業にとって、個人株主が増えることのデメリットは、下記のような話がよく出てきます。
コミュニケーションが煩雑
出資者の反社・反市場チェック
上記の要素は、堀江さんもNewsPicksの対談で触れられていました。
一方で、個人株主のメリットはないのか?
まずは個人株主を取り巻く環境変化を整理していきます。
環境変化①個人株主をファン株主と位置付ける動き
個人株主といっても様々な目的をもった人が存在します。
趣味のため、将来のため、生計を立てるため、などが主要な投資目的としてあげられることが多いです。
注目を集めるファン株主
投資なのでリターンを求める目的が前提にあります。
一方で、"リターンのみ"を期待しない動きも出てきています。
それが「ファン株主」と言われる存在です。
企業のファンとして株を長期保有する「ファン株主」が注目を集めています。
こちらは日本経済新聞の記事にある図解です。
上場企業では、カゴメやヤマハなどが「ファン株主」の表現を使っています。
環境変化②個人株主数は増加トレンド
実際に、上場企業の個人株主数の推移は、市場全体でどのようになっているのでしょうか?
こちらは、nippon.comの記事にあるグラフです。
株式市場全体で、個人株主数とその影響力が増してきていることがわかります。
ファン株主は増えているのか?
ファン株主という言葉、まだまだ言葉自体の認知は低く、イメージがしにくい現状もあると思っています。
上場企業に対しては、やはり金銭的リターンを求める動きが主流になりやすいと考えています。
一方で、ベンチャー投資・ECF株式投資型クラウドファンディングの世界では、少しづつ増えてきているように感じています。
ベンチャー企業にとって、個人株主との向き合い方を考えることは重要なトピックになっているわけですね。
もう少し具体的に見ていきましょう。
ファン株主を増やすベンチャー企業のご紹介
FUNDINNOで資金調達をしている企業の中には、「ファン株主を大切にする」方針をもっているブランドが多く存在します。
例えば、
1. 株式会社トルビズオン
2. ひろのぶと株式会社
3. 株式会社ePARA
こちらの3社は「ファン株主を増やす」モデルケースだと考えています。
3社がどんな考えで個人株主と向き合っているのかを、引用しながら紹介をさせてください!
下記は、3社のFUNDINNOでの資金調達後のインタビューやnote発信でのコメントです。
株式会社トルビズオン
ひろのぶと株式会社
株式会社ePARA
個人株主は仲間
今回は、このようなテーマで書いてきました。
結論は「仲間」です!
時代は、企業と株主が一緒に価値を生み出す流れに変わってきています。
企業にとって株主は敵ではない、です。
また、株主数が多いとIPOに不利だと思われていますが、実際は違います。
法律制度上にNGということはありません。
詳細は下記の記事にまとまっています。
ベンチャー企業が株主と一緒に未来をつくっていける世界をつくっていきたい…
1. 企業は未来の価値をつくる
2. 共感した投資家が応援する
3. 多様なアイデアと資金が集まる
…といった循環を生み出していけることが理想であり、この循環をつくる上で個人株主はとても重要な存在です。
これからもFUNDINNOでは、ファン株主の力で未来をつくるベンチャー企業を増やしていきます!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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