デイ利用者さんに「保険外サービス」の需要があるのか確かめたい。そんな時に使えるアンケート【コピペしてOKです】
どうも藤見です。
今日はタイトルにあるようにアンケート用紙のお話です。
さっそく結論なのですが、この先「自分たちのデイサービスでも保険外や自費サービスをしようかな…」と考えているけれど本当にこのまま進めていんだろうか?と悩んでいる人がいたら是非使ってください。
という(実際にデイサービス事業をしている僕のクライアント先で使用した)アンケートをシェアします。
こういった点を踏まえておくとアクセルをぐっと踏み込むことが出来ると思います。
最近は本当に多くの介護事業所が、どんな保険外サービスがいいのだろう?であったり、今考えているコレって本当に求められてるのかな?といった不安を抱えていると思います。
もっと言うと、
「保険外を完全に無視してこの先も保険内だけでやっていく!」と決断できている人の方が少ないと言ったほうがいいかもしれません。
3軒隣のデイサービスも隣町にある介護施設も、わざわざ自分から口にはしないけど「やっぱり保険内だけで勝負していくとジリ貧なのでは?」と気付き始めていると思います。
(巨大な資本力で街全体を包み込める法人や企業は別として…)
で、そういった業界全体の流れを見て「ウチも何か始めないとな。とはいえ、どうしようかな」と悩んでいる人もいれば、冒頭のように「やろうと思っていることはあるんだけど、ここに全力投球して大丈夫かな」と踏み込み切れない人もいると思います。
初めての挑戦をする時にはどうしても不安は付きまとうものですし、その不安との向き合い方として会議を重ねて議論を続けるのもいいとは思うのですが、だったら実際に目の前にいる利用者さん(その家族、関係者)に直接聞いてみるといったシンプルな策もあると思います。
ということで、
0から文章を考えて作るのはちょっと大変。
とっかかりになる言葉が思い付かないという人もいると思いますので、今回はそういった場面で使えるアンケートを公開します。
保険外サービスの需要を確かめたい時に使えるアンケートを作りました
まず、アンケートの説明は次のような書き出しで始めています。
そして、説明に続く【問い】の部分です。
このように問いかけた上で、その下の選択肢で様々な取り組みを選択してもらうようにしています。
今回の選択肢は18個用意してあるのですが、実はこのアンケートにはちょっとした裏ネタがあります。
それは「あれば利用してみたいサービスを3つ選択してください」と、問いかけてはいるのですが、実はこの選択肢の中には自分たちが企画を進めている取り組みをこっそり忍ばせてあります。
つまり、
「このアンケートで得票率の高かったものを実施しよう!一番ニーズがあるのは何かな?」を集計することを狙いとしたアンケートではなく「●●●を欲しい人ってどのくらいいるのかな?」を確認するアンケートにしているわけです。
というのも・・・
これは保険外サービスに限らず他のサービスでも言えることだと思いますが、一生懸命に0から企画を考えてサービス内容や値段を決めて、沢山のコストを投じて、すべてを作り上げて実施をしても蓋を開けてみると欲しい人が一人もいなかった…ピエン(泣)
となることが一番恐いわけですよね。
だから、企画を大きく進める前に、まずはこの方向で進めて大丈夫だろうか?といった不安材料を取り除くことがしたかったわけです。
ちなみに、次の問いでは
こうした設問を作っています。ここは自由記入してもらえるようにしています。
01だけで終わりにしてもよかったのですが、こうやって頻繁に顧客アンケートを実施していない場合は、自由記入欄を用意しておくと「様々なご意見」を受け取ることが出来ると思います。
もちろんその意見を踏まて考えることも有りだと思います。
今回このアンケートを実施した事業所の結果は…
このアンケートを使って声を集めた事業所では(2021年6月頭に配布して7月末を回収期限にして実施したところ)すでに90以上の回答が集まりました。
その結果を集計したみると、ベスト3の得票数(全体の10%以上)を獲得した項目の中に現在進めている企画が(思った通り!)含まれていました。
結果を見ながら、
「うんうん、やっぱりコレは人気あると思ってた」というのが正直なところですが、こうしてリアクションを取ると安心感は増しますし、この企画の価格やサービス内容を決めてゴールに向かう推進力がプラスで得られます。
アンケートを実施するコスト(お金や労力)も必要にはなりますが、さきほど言ったように「すべて完成させた後に一人も欲しがる人がいなかった…」になってしまうよりはいいかなと思います。
というわけで、
今検討している保険外サービスが「これってどうなんだろう?反響あるのかな?」と不安になった時は、こうやって先に確認してみるというのも一つの手だと思います。
ここで紹介している設問文を活用したい場合は、そのまま真似(コピペ)して使ってもらって大丈夫なので、是非お試しください。
追伸:
ただし、こうしたアンケート結果はあくまでも判断材料の一つとして考えて、顧客の声に振り回されることがないように注意してください(^^)
それでは、また!
ここまで読んでくださってありがとうございます!