ボトムアップ科学技術11〜科学について見直してみる〜
こんばんは‼️
先週の記事を投稿してから1週間、遅いやら早いやらですね。
今週は研究に関連してグレート・ブックスの科学について調べたのでそのことについて書こうと思います✨
リベラルアーツ協会でもイベントをしましたネ
1.グレート・ブックスとは?
グレート・ブックスとは読んで字の如くですが、アメリカでliberal educationのために提唱されたものです。
超簡単にいうと、素晴らしい本たちですが、何が素晴らしいかというと、普遍的な論考を扱っている古典が対象になっています。
例えばこれらの本です。皆さんもタイトル知っている‼️というものも多くあるのではないでしょうか?
このグレート・ブックスの条件として
1何世紀にもわたって多くの人に読まれてきた本
2何通りもの解釈のできる本
3容易には答えられない永遠の問題を提起する本
4ひとつの卓越した芸術作品といえる本
5自由学芸の教材として優れている本
これに加えてアドラー博士は
l.討論に値する本
2.繰り返し何度も読むに値する本
3.教養書として素人にもわかる本
4.あらゆる学問分野から選ばれた本
5. 1~ 4の条件をすべて満たしている本
としています。
これらの本を読みながら議論することがアメリカでの教養教育を大きく担っていました。
また、ただ単にそれぞれの本を読むだけではなく、特定のテーマについて様々な本を参照しながら考えたことも大きな特徴の一つです。
その読書方法をシントピコンと言い、テーマたちをグレート・アイディアズと言います。
これら103個のテーマがグレート・アイディアズです。
2.科学について
このグレート・アイディアズの中にscienceという章があるので、読んでみました
ホント辞書みたいです。科学についてさまざまな哲学者、科学者、科学哲学者、科学史家の議論を載せていて、序文はとても読み応えがあります。英語なのでどこまで理解できているかわかりませんが。
こちらの83番に科学があるのでよろしければお読みください。
その中で一番気になったのはベーコンの
さて、この基準はそれっぽいですが、本当にそうでしょうか?
前後の文脈はどうでしょうね?
また、現代においてこれが当てはまる事例
当てはまらない事例
はなんでしょうか?
しばらくはこれをもとに科学について深めてみたいです。
3.終わりに
今回はグレート・ブックスについて紹介しました。先週のビジネスアイディアはgreat thinkingという名前でしたが、こういった古典を掘り起こし、わたしたちのあたりまえを源流から問い直す機会を増やしたいというビジョンがあります。
グレート・ブックスは確かに偉大という名前がついてますが、それは正しいというわけではありません。
現にアメリカではその後、文化相対主義的な潮流から著者が白人男性だけであったことや、liberal educationから general educationへの移り変わりの流れでかなり批判的な目線の対象になりました。
もちろん科学技術に至っても同じ状況ではないので、盲信するのは違います。
でも、だからこそ、対話や問い直しのベースになるのではないか❓
そう思いながら研究を進めていきたいですネ
その点で再興し再考し最高の知を得たいものです。
興味がある方は一緒に活動してみませんか❓