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【ふなログ712】オフライン授業で現場を体感。それこそ「他流試合」は負けて覚える相撲かな。


11/18(土)は、
福岡の専門学校でのオフライン授業でした。
午前中は自分の授業、
午後は、同行していた他の2人の講師のサポートと見学でした。


結論、福岡まで足を運んだのはとても有意義でした。
様々な学びだけでなく混乱も生じ、
その混乱を元に、次なる次元を創出していくことになります。


初のオフライン授業で、
「ひと暴れしてくっか!」と意気込んでいましたが、、、

普段オンラインの授業ばかりしていた自分にとっては、
初の現場に足を運ぶことで、
色々なことに認識のギャップがあったことに気付きました。


まず、教室にマイクが置いていない。
ただ、実際に話してみたらある程度は声は届くようでしたが、
最初は戸惑いました。

そして、
てっきり教壇のようなものがあると思ったら、
生徒さんの席の島の「上司の席」みたいな席で、
PCを見ながらの解説でした。
「喋っている間ほとんどオンラインと同じじゃないか・・」と。


ただ唯一違っていたのは、
ワークの時に個別に座席に足を運んでサポートできたことです。


集団相手のオンライン授業だと、
どうしても個別のサポートができないので、
一人一人、どんなところで躓いているのか?が
分かるようで分からない悩みがありました。

そして、
「分からないことがあったら、聞いてくださいね」
と、オンラインで伝えても、ほとんどの人は自分から聞いて来ない。

しかし、
実際に話しかけてみたら、困っていることをしっかり伝えてくれるのと、
理解できた時にパッと表情が明るくなるのも感じました。


やはりこの瞬間は、
講師業をやってて一番盛り上がると言うか、嬉しいですよね。


私はこれまで、
タイピングが遅いからワークの時間でアウトプットに時間がかかるのか?
と思っていました。

しかし、実際は質問したくても聞けなかったり、
「基本的な部分で躓いていただけ」ということが、
オフラインで分かったことでした。


もう一つ分かったこと。
自分から聞いて来ない生徒さんは「無気力なのでは?」と
勝手に想像していたのですが、自分から聞きにくかったり、
おとなしい性格(人見知り?)であっただけということ。

オンラインから始まった授業で、
恥ずかしながら、ラポール(信頼関係)構築が不完全だったんですよね。
もちろん、オンラインだからというのは言い訳ですが、
工夫が足りなかったのも事実です。


他、生徒さん同士で
分からないことがあったら助け合っているような場面もあり、
オンラインのカメラでは読み取れなかったことも分かりました。

やはり、現場に足を運び、
その場の空気や人などを直接感じて対話することが重要だと知りました。


こちらが思い込んでいることは、
実は異なっていることも多く、
それがネガティブな思い込みであった場合、
本当に勿体無いのです。


今回を機に、
授業の方針を大きく変える必要があると感じました。

zoomなので、
ブレイクアウトルームで少人数で助け合いながらワークしてもらったり、
個人それぞれだと時間かかるので、チーム制にして、
チームごとにチャットで話しかけてみるのもアリだと感じました。


今年授業を始めてからは
講師から20人近くの生徒さんへの一方通行のコミュニケーションが中心でした。
これだと、モチベーションがバラバラな生徒さんを巻き込むことができない。

そのため、先々月はアンケートを取ったり話しかけたりして
講師と20人近くの生徒さんとの双方向のコミュニケーションも取り入れました。


しかしこれでも、
授業内容についていけない人をフォローしきれないという問題に直面しました。

そのため、
今度は少人数分割のチームに分けてその中で助け合って頂くのと、
チーム単位でのマネジメントを試みて、
フォローの負担を軽減するのと同時に、
生徒さん同士の横のコミュニケーションの活性化も図ってみることにしました。


つまり、
「講師と生徒さんの双方向+生徒さん同士の横のコミュニケーション」
を組み合わせ、
自発性を引き出してマネジメントの負担を軽減しようとする試みです。


実は、これは
同行した他の講師の人がそのようなやり方をで工夫していたので、
それを自分のクラスでアレンジして
模倣(マネ)しようと思いついたアイデアです。

他の講師の方も、
生徒さんに動いてもらうため、工夫や仕組みを考案、試行錯誤されており、
昨晩一緒にラーメン食べて人柄も伝わり、
素晴らしい方ばかりということもわかりました。


今回は、正直なところ、
色々な面で、
私のこれまでのやり方を見直さなければならないことが判明し、
最初は混乱を感じたのですが、
これも冷静になれば、素晴らしいチャンスでしかないということです。


オフラインで現場を知る。
そして、同業者の成功事例も直接見て知る。


ハッキリ言って、これはある意味「他流試合」で、
敗北を喫する話ばかりだったのですが、
いい負け方をしたのだと感じています。

「負けて覚える相撲かな」です。


より良い仕事をするための試金石。

・・と、偉そうなことを書きましたが、
授業の合間は、
ちゃっかり単独行動で
日中はラーメンを食べに行き(3回目!)、
お土産を買いに行って英気を養っていたわけで・・・(笑)

とは言え、現場を見れてとても良かったです。
年明けの1月も行く予定です!


それでは、
今日も素敵な1日をお過ごしください。

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