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「○○が✕✕したら〜〜になった話」っていうタイトルが好きじゃない話

わかっちゃいるんです。こういうタイトルがバズりやすいって。だからこの前の短編もそれっぽいタイトルをつけてみたし。(「地球でしかできない生き方をしろ」と彼は言った)

でも、本当は好きじゃない。

例えばあの話だったら「地球でしかできない生き方」くらいで止めたかった。もっというと、2、3語くらいで収めたい。「地球旅行」とか「火星人との遭遇」とか「緑と青」とか。想像の余地がある方がいい。

でも実際のところ、情報過多な現代、目に止まるまでが難しいし、タイトルでオチまで見通せてこの記事はハズレじゃありませんアピールしないと読まれない。私みたいにリア垢が死んでる人間は拡散力も無いし、難しいところ。

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だからって詳しいタイトルの記事やライトノベルを読まないわけじゃない。その中にだって良い文章は多いし、読む価値のある記事、物語はたくさんある。

ただ、もう時代の流れかな…と寂しく思うだけ。

(ちなみにこの記事のタイトルは皮肉を込めているので、時代の波に乗ったわけではない。ワカは性格が良くないのだ)

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ここまで書いて思う。

ぶっちゃけ、現代人は失敗とか非効率を避け過ぎ。

私だって、作業は効率的な方がいいとは思う。でも、そこまでして無駄を省いて何したい?別な作業をぶちこむだけじゃない?

いいじゃない、良い文かどうかわからない記事を開いても。そうやって手間暇かけて出会った文は、どれも価値あるものだと私は思う。

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もしあなたがここまでこの記事を読んだのなら、何でもいいハッシュタグの新着記事を検索して、「短いタイトル」の記事を読んでみてください。どなたの記事でも構いません。

オチがわからないからこそのワクワク、あるかもしれませんよ。