基本政策2:学校教育現場を疲弊させない
いま、教員採用試験倍率の低下が社会問題となっています。例えば高知県などは、280名中204名が辞退するということも起きています。(高知県の試験日程が抜けて早い事情は考慮する必要があります)
「教員の仕事は割に合わない」という意見は非常によく聞かれます。私としては「そんなことはないですよ、素晴らしい仕事ですよ」と言いたいところですが、子どもと過ごせる楽しさの大きさであり、労働環境のみにフォーカスした場合は、やはり的を射た意見であると思います。そんな中、給特法改正などのニュースは喜ばしいことです。残業代支給についても、議論されること自体はよいことです。(小学校の朝指導や給食指導などにも本当に支給されるかが見えず、現段階では静観しています。)
国の施策に触れつつ、船橋市としてできることはなにか?いくつか挙げてみます。
定時以降の電話対応のスリム化
採点業務時間確保のための授業短縮
体育など、指導力差が出やすい科目の専科配置
ICT環境の整備
特別な支援を要する児童生徒の、就学前を含めた支援拡大
被害者を最優先に考えた支援
→いじめは未然防止が第一ですが、どの学校にでも発生する可能性はあります。現在は、教育機会確保の観点から、を加害者を出席停止にすることが難しく、被害者の心身の安全を確保しにくい現状があります(→参考記事)。必要な法整備がされるまでの間にも被害者は増えていきます。できることは多々あり、例えばリモート授業の導入支援は、現行法の中で出来うる大きな安全確保措置であると考えます。
国へ意見提出したいものについてもいくつか挙げてみます。
キャリアパスポート
部活動の大会運営を外部へ移行
私は7年間、高等学校で教師をしていました。担任をしたり、部活動にあけくれたり、卒業生を出したり。楽しい思い出がたくさんあります。(一方で失敗も多く、申し訳ないと思う生徒もたくさんいます。)
社会に対する視野も拡がり、直接的に児童生徒とかかわる教職以外でなくとも、あらゆる仕事が巡り巡って子どもの幸せに寄与するのだと考えるようになりました。今では行政の立場で貢献をしていきたいと思っています。
行政改革により、学校の先生も、子どもも皆が幸せになれる教育を。