モノ消費→コト消費→トキ消費→イミ消費→エモ消費
2024年6月11日更新
モノ消費から、コト消費。 そしてトキ消費へ
高度経済成長期は、次々に新しい商品が生み出されては消費されました。
モノが売れれば企業の売上が上がり、それに応じて社員である消費者の所得
も増えたため、ますますモノが消費されていったのです。しかしモノが満ち
あふれ、商品の目新しさが薄れていくと、消費者は旅行体験や文化的体験を
求めるようになっていきます。これが「モノ」から「コト」への消費スタイ
ルの変化だと言われるようになりました。しかしここにきて、あらたな消費
スタイルへの変化が注目されています。それが、「トキ消費」です。消費者
は、いったい何を消費し始めたのでしょうか。
モノ消費から、コト消費。 そしてトキ消費へ
NTTコムウェア株式会社
イミ消費
「イミ消費」は氏が提唱した概念であり、「ある商品を消費することで
生まれる、社会貢献的側面を重視する消費行動」を指します。
例えば「環境保全」「地域貢献」「フェアネス(正義)」「歴史・文化
伝承」「健康維持」などがキーワードであり、「自分がどうありたいか?」
あるいは「どうあるべきか?」を指標として経済活動を行うという特徴が
あります。
イミ消費の事例
地域貢献という意味では「ふるさと納税」が顕著な例です。
Z世代はエモ消費が増加中
エモ消費に該当するのは不便な物・作り込まれていない物や一点もの
など、具体的には確実にシャープな画像を撮ることができず現像の手間が
かかるフィルムカメラや、一点ものの古着などが挙げられます。そうした
新しい価値観にも注目しておきましょう。