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ある日突然介護が必要になった私が最初に読んだ介護本3冊

「介護」という言葉を聞いても、私には縁のない話だと思っていました。
「いつかは自分も介護に向き合う日が来るかもしれない」とは心のどこかで思いながらも、「まだ先の話だろう」と楽観的に考えていました。

そんなある日、私の両親が二人そろって倒れて、入院することになりました。
自分には関係ないと考えていた「介護」が、一気に自分ごとになりました。

当初私は、まったくと言っていいほど「介護」のことを知りませんでした。
でも、そんなことを言っている場合ではありませんでした。

私は息子として、両親の介護に向き合う決意をしました。
今日はそんな介護のことを何も知らなかった私が、介護のことを知るためにとても役に立った3冊の本をご紹介します。



世の中には介護関係の本がたくさんあります。
介護のことを知らない人には、たくさんの本の中から自分に合ったものを選ぶのも難しいです。

そこで、私と同じように「突然親の介護が必要になった人」や「なんとなくもうすぐ介護が必要になりそうだと心配している人」におすすめな本を紹介します。

1. 『親不孝介護 距離を取るからうまくいく』

遠距離で母親の介護に挑んだ著者の実体験をもとに、介護する側の心理や悩みを分析し、解決策を提案する本です。
著者は、親の介護は「親孝行」のイメージとは逆に、親と適切な距離を取ることが大切だと説きます。
介護の仕組みや相談先、親の様子のチェックシートなど、実用的な情報も豊富に紹介されています。


2. 『知っトク介護 弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門』

介護保険制度の基本や、在宅・施設介護のサービス、親のお金の管理や相談先など、親と自分のお金と時間を守るために知っておきたいことがとてもうまくまとまっています。
介護歴約20年のメイプル超合金・安藤なつさんと介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子さんとの会話形式になっており、介護初心者にも分かりやすいです。


3. 『仕事は辞めない!働く×介護 両立の教科書』

仕事を辞めずに介護をこなすための知識や対策が、わかりやすく体系的にまとまっています。
介護サービスの種類や利用方法、親のお金の管理や相談先、健康寿命を延ばす方法など、実用的な情報も豊富に紹介されています。
また、実際に介護と仕事の両立を経験した人の事例紹介が豊富です。


おわりに

世の中には他にもすばらしい介護本がたくさんありますが、「介護初心者が最初に読むとしたら」という観点で3冊ご紹介しました。

なかなかじっくりと本を読む時間はないかもしれませんが、斜め読みして気になるところに目を通すだけでも、その後の介護のやりやすさが変わってくると思います。

ぜひ本屋や図書館で手に取ってみてくださいね。

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