これから介護をしていくあなたに、これだけは知っておいてほしいこと
高齢の親を持つ方にとって、「介護って避けては通れないものだけど、できるだけ関わらないように生きていきたい」というのが本音なのではないでしょうか?
私もそうでした。
でも、ある日突然親の介護が必要になり、嫌でも介護と向き合わざるを得なくなる日がやってきます。
そんなときのために、「介護についてこれだけは知っておいた方がいい!」と思うことをまとめてみました。
1. まずは「地域包括支援センター」に相談しよう
「地域包括支援センター」って、聞いたことありますか?
介護をはじめる上での最重要キーワードです。
このキーワードを知っているかどうかで、介護の初動が大きく変わってきます。
地域包括支援センターは、行政が委託した「高齢者のよろず相談所」です。
ご両親の介護が必要になったとき、近い将来介護が必要になりそうなとき、まずはじめに相談をするべき場所です。
ご両親の自宅の近くにある包括センターが相談窓口になりますので、「〇〇市 地域包括支援センター」のようなキーワードで検索して探してみてください。
地域包括支援センターへの相談については下のような記事も書いています。
2. 介護は家族だけでやるものではない
「親の面倒は子供がみなければいけない」
「身内のことは身内でやるものだ」
っていう考えを持つ人はまだまだ多いです。
まず、それが間違った考えであることを知ってください。
介護はチーム戦です。
あなただけ、あなたの身内だけで戦うことは不可能です。
ではどうするか?
介護のプロの力を借りるのです。
あなたよりも、介護に関する知識もスキルも経験も圧倒的に豊富な、介護のプロの力を借りるのです。
それがすべてのベースになることを知っておいてください。
3.あなたにはあなたにしかできないことがある
介護のプロも、できることとできないことがあります。
プロはあなたの代わりになることはできません。
ご両親の子どもであるあなたには、あなたにしかできないことがあります。
それは「ご両親の気持ちに寄り添い、ご両親のための介護体制をつくること」です。
ご両親と一緒にこれまでの生活を振り返り、これからどうやって生きていきたいか、どんなことがやりたいか、ご両親の話にしっかりと耳を傾けましょう。
ご両親の気持ちに寄り添いましょう。
そして、ご両親が望む生活を実現できるような介護の体制をつくりましょう。
それこそが、あなたが本当にやるべきことです。
4. 気持ちに余裕を持ち無理なく介護を続けよう
介護がいつ終わるかは、だれにも分かりません。
何年続くのか、どんなことが起こるのか、確かなことはだれにも分かりません。
だから、決して無理をしてはいけないのです。
あなた一人で頑張りすぎてはいけないのです。
無理をして頑張ってしまうと、だんだんと疲れてきてしまいます。
すると、ご両親にやさしくできなくなってしまいます。
仕事もうまくいかなくなってしまいます。
手伝ってくれる介護のプロにも迷惑がかかってしまいます。
無理をせず、気持ちに余裕を持ちながら、気長に介護をしていきましょう。
プロの力をうまく借りて、あなたはあなたらしい生活を送りながら、できる範囲で頑張ればいいのです。
それが介護をうまく続けるコツです。
おわりに
今日のまとめです。
まずは「地域包括支援センター」に相談しよう
介護は家族だけでやるものではない
あなたにはあなたにしかできないことがある
気持ちに余裕を持ち、無理なく介護を続けよう
この4つを知っておくだけでも、いざ介護が必要になった時の初動がとっても楽になります。
もちろん、介護があなたの目の前に差し迫ってきてないのであれば、四六時中介護のことを気にする必要なんてまったくありません。
でも、「そういえば介護のことをnoteに書いてた人がいたなあ」くらいの感じで、私のnoteのことを頭の片隅にちょこんと置いておいて頂けたらうれしいです。
きっとあなたの役に立つ知識になるはずです。