見出し画像

約20年越しの奇跡

アドベントカレンダー2023 23日目

かなりミーハーな記事になってしまった
昨日の投稿。

ZABADAKと声優の石川由依さんのお話でした。

今日も関連記事です。

「空色勾玉」
このミュージカルが劇団ひまわりが公演していました。
2004年のことです。

当時、私は色々とお芝居を観に行っていました。
このミュージカルのことも
ZABADAKから知りました。

原作の「空色勾玉」
数年前に中学校の同級生に教えてもらっていました。
面白いよ!!と。

原作を読む前に見てしまうと
ネタバレになるなぁ。
どうしようかなぁ…。

と迷った挙げ句
観に行きませんでした。
きっと、再演あるよ!と勝手に思っていました。

その後、CDは出たのですが
再演もなく、DVD発売もなく。

このミュージカルのあとにあった
「秘密の花園」は
再演もDVD発売もあったと記憶しています。


もーーーーーーー!
大後悔です!!
なんでいかなかったの?私!!

ずーーーっと、ずーーーーっと
後悔していました。
観に行きたかった……。

CD聴いて想像するしかなかったです。
あとは公演練習風景などの写真がついていた
ブログ読むなど。
(現在はサイトごと無くなっているようです)


しかし、なんと……

奇跡が起こりました……。
ミュージカル映像が、あったのです!!


このアドベントカレンダーを始めて数日だったと思います。
「空ノ色」関連を調べていたところ
ミュージカル「空色勾玉」の情報を見つけました。

Japan Digital Theatre Archives (JDTA)
というサイト。

キャストが詳しく載っていました。
これくらいしか情報サイトが残っていなかったです。
(劇団ひまわりのサイトにも残っていませんでした)

で、このページをじっくり見ていたら
「この作品は、事前予約により演劇博物館で視聴できます」

「視聴できます」

「視聴できます」

「視聴できます」


えーーーーーーーーーーーー!!
本当に?
本物なの?
えーーーーーーー!!(感激に咽び泣く)


早稲田大学内にある
「早稲田大学坪内博士記念演劇博物館」
こちらで視聴できるのです!!

私は昔、一度こちらに行ったことがあります。
「演劇集団キャラメルボックスの世界」展(2001)
多分コレだったと思います。

22年ぶり……。

早速予約して、視聴してきました!!
(↓こちらから予約できます)

https://www.waseda.jp/enpaku/


早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館

ただ、映像を観たのは
別館である6号館でした。


AVブースがあるお部屋には
荷物を持ち込めず
身分証明書とイヤホンのみ持って入りました。

さぁ、いよいよ、ご対面。
実に約20年
観られるとはつゆとも思ってはいなかった舞台映像。


2時間強の舞台。

映像はかなり粗く
暗いシーンになると
よく顔が見えない……。
でも、
音はしっかり聞こえました。

まず驚いたのは
出演者の多さ。
舞台の大きさからして
出過ぎではないか?と思うくらい
沢山の出演者がいました。(40人くらい?)

でも
出演者が
時には

時には

時には
八百万の神

大道具で場面を説明することはなく
出演者で場面を表す感じでした。

ストーリーはほぼ原作に沿っていました。
セリフも原作にあるセリフが多かったです。

私はこの日のために
原作小説を再読しました。


2時間と限られた時間に
どの部分を入れて
どの部分を削るか。

ミュージカルということもあり
楽器演奏しながらの歌
踊り

振り付けが明樹由佳さんということもあり
手話っぽい振り付けがあったり
「祈りのあとに」に似た雰囲気も感じました。


「空ノ色」を聴いて
どんな振り付けなのだろう?
と思っていたところを
観ることができて
本当に嬉しいです。

なんといっても
石川由依さんの歌声。
透明感があって、本当に素敵でした。

「月の森」は何回も歌うシーンがあり
その度に
「うわーーーーー」と一人感動している私。


鳥彦役の高橋沙耶さんと
ハモるところも
「くーーーーー!」となるシーンでした。

稚羽矢役の入野自由さん。
「ハク」の声でしか知らず。
動いている(?)姿を初めてみました。

照日王役の清水理沙さん。
かっこよかったです。

CDで気になっていた歌声。
判明しました。
伊吹王役の金澤博さん。
かなりかっぷくのよいお姿。

お話の後半で
我を忘れてしまった稚羽矢を
もとに戻すために
身を差し出した伊吹王。

原作では
どんな感じだったのか
描かれてないのですが(章が変わる感じ)
舞台での
シーンの演出がすごかったです。
「あーーーー!」と思いました。

必死に止める狭也。
胸が苦しくなりました。


最後のキャスト全員で歌う
「空ノ色」
もう、鳥肌ものでした。


予約さえすれば
誰でも観られます。
ぜひ、観てもらいたいな、と思いました。

小説を読んでからのほうが
一層面白いと思います。


最高のクリスマスプレゼントを
もらった気分です。

演劇博物館さん!
アーカイブしていてくれて
ありがとうございます!!


パンフレット画像もあった!!!(今気づいた!)


■ 52/1,096


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?