娘の楽しそうな姿をみて、子どもの頃の自分を思い出した。
小学生の娘は
お絵かきが大好きだ。
もっと幼い時から
毎日のように描いている。
小さな子が描く
正面を向いた女の子。
頭でっかちで
ウインクなぞしていて
ポニーテールだったり
波々の髪の毛だったり。
私も小さい時は
そんな感じの絵を描いたものだ。
「可愛いでしょ〜〜」
と、嬉しそうに
自信たっぷりに
見せてくる。
とにかく楽しそうだ。
いつから
絵を描くことに対して
一種の「恐怖」を
覚えるようになったのだろうか?
思い返してみると、
幼稚園くらいの時は
今の娘のような絵をたくさん描いていた記憶がある。
小学生になって
学校で
風景画とか描かされた時
どのように描いていいか分からず
ボーゼンとした記憶がある。
ちっとも
絵を描くことが楽しくない。
時間内にも終わらず
ぱぱっと描き終えようとして
なんだか歪な絵になったりした。
人物がにおいては
かなり苦痛だった。
例えば
当時好きだった
柔道選手の絵を描いて
「近代柔道」で採用されたことがある。
(う〜〜ん、ちょっと黒歴史?)
これがまた大変だった。
その選手の写真(雑誌に載っていた)を
横において
じーーーっとにらめっこして
ハガキに描く。
何時間かかったのだろう……。
それから人物の絵は描いたことがなかった。
昨年のお正月。
娘が楽しく絵を描いているのをみて
私も楽しく描いてみたいなぁ
という気持ちがふつふつと湧いてきた。
でも、
お手本をじーーーーっとみて描かないといけない
練習法は勘弁だ。
もっと気楽に簡単に短時間でできる
練習方法はないものか
と探して見つけたのが
「ジェスチャードローイング」
という手法。
こちらの
ふるりさんの記事
かなり勉強になる記事で
こちらで紹介されていたのが
砂糖ふくろう先生
こんな楽に描ける絵の方法があったのか!
まさに私が求めていた描き方!練習方法!
やり方を調べて
いざ!
実際に
白紙に一本のラインを引くのが
とても怖かった。
コレでいいのだろうか?
まちがっていないだろうか?
たぶん、こういう思いをもっているので
怖いと感じたのだろう。
何回かラインを描いているうちに
慣れてきたのか
恐怖心はなくなっていた。
このことは
絵を描くのが苦手な私にとって
大きな前進だった。
その後、「3つ勉」というワークショップに参加して
ラインオブアクション
カフェスケッチ
フィルムスタディ
を勉強。
日々の練習も
GES DRAW PARTY
というありがたいyoutube動画を活用。
(私は脇田さん推し。かっこいい!)
ふくろう先生の本も
2冊も出て
嬉しい限り。
昨年のお正月から夏ぐらいまでは
コツコツおこなっていたのだが
あの猛暑。
体調を崩し
何もやりたくなくなってしまった。
涼しくなったら再開しよう。
涼しくなったら再開しよう……
涼しくなったら……
全然、涼しくならない……。
そんな感じで
再開できずに2023年は、終わってしまった。
今年、再開しよう!と思い、
今度は娘と一緒にやることにした。
ラインオブアクションは
人物の全身をみて
一本のラインを描く。
これなら小学生でもできそう。
彼女にとっても
楽しみながら
躍動感のある絵がかけるようになれば
きっといいはず。
毎晩、寝る前に
3分くらい一緒に練習している。
元日からなので15日続けられている。
このまま習慣化できるように継続だ。
母娘で絵の練習は
結構楽しい。
楽しければ続けられる。
続けられれば、少しは上達する、はず。
恐怖を感じずに
人物の全身を描がけるようになるのは
そんなに遠くはない、と思う。
毎日コツコツ、続けよう。
■ 76/1,096