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歯に関してだけはドイツで良かった!

ドイツ生まれ、ドイツ育ちの息子2人が虫歯になったことはない。
小さい頃は毎晩私が磨いていたし、夜来てくれるベビーシッターさんにも磨いてもらっていた。
半年に一回、歯科検診にも連れて行っていた。
歯磨き指導付きだった。
1人で磨かせて、磨き残しが紫🟣色になる液体を塗られ、チェック、磨き方指導。

私の臼歯には虫歯の詰め物がある。
一本じゃない。複数。
ドイツに来て、半年に一回歯医者で検診を受けるようになってからは、一度も虫歯になっていないので、日本でのケアが十分でなかったのだろう。

昔の親は、子供の歯磨きを手伝ってなんかくれなかった。

私が子供にしたようなケアを受けていたら、虫歯で損なわれた歯は一本もなかっただろうと思うと、ほぞを噛む思い出あるが、恨もうにも親はすでにいない。

そして、詰め物は銀。当時、セラミックなんて選択は無かった。
ダメになったらセラミックにしようと思っているが、何故かこの銀、異常に保ちがよい。
一本だけセラミックになったが、残りは何十年も経つのに何の故障もない。⤵️
故障がない限り歯はいじらない方が良いと歯科医に言われ、ずっと昔の銀の詰め物のまま。

今は、半年ごとの検診と歯垢除去を除けば、1日2回の歯磨きとデンタルフロスがルーティン。
歯磨きは、手でやると、大雑把な私はカーブのある歯の磨き残しがあるので電動歯ブラシ。


さて、お次は歯列矯正である。
ドイツでは、噛み合わせが悪いのは健康に良くないということで、一般に18歳までは歯列矯正には保険がおりる。
歯並びを5つに等級分けし、「これは絶対審美的なものだろー!」という2等級以外は全額保険が下りる。

うちの長男はウサギのように前歯二本がちょっと目立っていた。(可愛かった。)
行きつけの歯医者が、「はい、矯正ね。」と矯正歯科医に送ってくれる。

次男は、ちょっとだけ下の歯が上の歯より出ていた。
いわゆるチョイ受け口。(可愛かった。)
これも矯正歯科医送り。

1年半から2年ほどで、歯列は綺麗に✨そろった。
保険が100%カバーしてくれた。

私の甥っ子は、日本で矯正をした。
保険は効かない。
日本で歯列矯正は審美的なものとみなされるせいか?
100万円以上かかったようだ。

ドイツ在住の日本人友人は、やはり歯列矯正をした。
大人になってからなので全額負担。
しかし、タダで子供時代に矯正できるドイツで、歯並びが悪いと、
「何故だ⁉️」「親はなにしてた❓」
と思われてしまう。

何故放っておいたのか?
「はい、高いからです。」
「はい、別に問題視されないからです。」

いちいち日独の歯列に関する考え方の差を説明するのも面倒くさく、ドイツ人の旦那さまの勧めもあって、友人は矯正に踏み切ったわけだ。

職場のオーケストラに、時々日本人のエキストラが来る。
その人に八重歯(はい、日本ではチャームポイントでしたよね。)があろうものなら、名前なんか覚えてもらう前に、
「あの重なった歯(八重歯)の人」と言われてしまう。
それだけ珍しいのだ。

私?
幸運なことに、何もせずとも馬蹄形に揃っている。
完璧ではないけれど…

というわけで、ドイツの歯科事情にはとても感謝している。🙇🏻‍♀️
ま、歯科医療費は高いので、普段のお手入れをちゃんとして、大事にならないようにしようねって話でもあるわけだが…







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