TVドラマ「リコカツ」について思う事
私は今、興味を持って見始めたところ、当初の期待より良いなと思えるドラマがあります。離婚のお話ですが、そこに、あ―こういう気持ち分かるな、と思わず感情移入し、続きが段々楽しみになっています。そんなドラマ「リコカツ」について私なりに好きな点、思うところを述べてみたいと思います。
1.「リコカツ」序盤
先ずちょっと意外に思ったのが、永山瑛太さんの演じる航空自衛隊のメディックという自衛官役。何だかキャラを作りすぎていると最初は感じました。言葉の喋り方など、ちょっと大げさな気が…。けれどそれも、回を重ねて見ている内に、これくらい特徴があった方がドラマとして面白いのかも、と思えてきました。見ていて何だかコミカルなのです。
次に、航空自衛隊のメディックとファッション誌の編集者という異質な二人の組み合わせの結婚。お互いに仕事に誇りを持っていたり好きだったりで、仕事を辞めたくない。これだけ仕事の世界が違えば、二人の価値観もけっこう違ってくるのも無理はない。
最初から唐突に離婚という言葉が出るけれど、その内に変化が起こってきて段々と良い雰囲気になっていくあたりキュンとさせられます。北川景子さん演ずる咲の、永山栄太さん演ずる紘一を見つめる目線や、紘一の優しさが溢れる仕草の雰囲気も見所です。
2.ドラマの意味と面白さ
で、これは離婚のお話だけれども、離婚することは今はもう特別な事ではないのかなと。と言ったら言い過ぎかもしれませんが、離婚してもしなくても自然な流れで、二人や出てくる登場人物の生き方がテーマなのでしょうか。「リコカツ」というタイトルから、「離婚するための活動って何?」と思いましたが、いろいろな見方ができるなと思います。
そして、ドラマはやはり感情表現も面白さの一つだなと。その時々の場面で、二人の表情や仕草などから読み取れる感情に思わず見入ってしまったりします。
振り返らずに去っていく紘一の後ろ姿とその時の咲の様子。特に咲の気持ちに感情移入し、ここで泣いてしまった方も多いのではないでしょうか。(かくいう私もその一人(笑))お互いにまだ好きなのに、素直になれない。素直になるのって大事なんだなあ(泣)
3.「リコカツ」に惹かれるのは
こうして最初はどんな話か先が見えなくとも、最初の方で唐突に事が起こり、けれど徐々に話が進みマイルドになりながらも急展開、のような話の展開のさせ方など、視聴者を引き付ける要素が多くありそうです。離婚という重いはずの題材を扱っていても、クスっと笑えるコミカルな面あり、キュンとする場面あり、ハラハラする所ありで、視聴者を惹きつける魅力がバランスよく詰め込まれている感じがします。
いろんな要素を詰め込んでも纏まり良く、見せ場もしっかりあり、主題歌の米津玄師さんの曲「PaleBlue」の使い方も上手いなと思う点。さてこれから終盤にかけて、二人の気持ちや関係などお話がどうなっていくのか楽しみです。まあ多分、ハッピーエンドになるかなと推測しますが。いや、ハッピーエンドになって欲しいです、絶対。
まとめ
ドラマ「リコカツ」を見ながら、人生の生き方の一つ、結婚・離婚について考えてしまいました。笑って泣ける、今期ではけっこう好評なドラマのようです。北川景子さんと永山栄太さんという人気の役者さんだけに、最後まで目が離せないドラマの一つです。