今日もあなたは導かれ

自分の人生は、自分で切り拓く。
そう思っている人は多いかもしれない。

今の自分があるのは、昔の自分が努力をしたからだ。
今の状態が不幸な人は、努力をしなかったからだ。

ある面ではそれは正しいかもしれない。
しかし、真の意味ではどうだろう？

あなたは、自分で物事を判断し、決定し、人生を選択しているように感じている。
しかし、それは全く違う。
何者かによって、あなたは今日も導かれた。

右と左に道が分かれており、そのどちらかを選ぶことになったとして、
必ずあなたは何者かに導かれてそちらの道を選んだのだ。

言い訳や理由付けはいくらだってできる。
しかし、なぜそうしたのかは、本当は誰だってわからないのだ。
分かっていると言っている人がいたら、その人は嘘をついているか、
勘違いしているかのどちらかだ。

人道的に間違った道を選ぶことがあるかもしれない。
しかし、それも導かれているのだ。
そして、導かれているならば、自信をもってそちらの人生に向き合うのだ。

それこそ、生きるということの醍醐味というものなのだ。
さて、今日も導かれた。
この続きはまた明日の導きに任せるとしようではないか。