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「ストレート進学者が多い大学院修士課程、社会人学生が多い大学院博士課程」


(グラフは舞田敏彦氏が作成したSNSより引用。「図2」とありますが、これも舞田氏作成のSNSよりそのまま引用しているので、当note記事には「図1」はありません。)


今回は、修士課程と博士課程の学生構成の特徴や背景について考えていきます。それぞれの課程の違い、背景、そしてその社会的な意味についても述べていきます。


1. 修士課程の学生構成の特徴と背景

修士課程では、学部卒業後にそのまま進学する「一般学生」が中心である点が際立っています。

1-1. 一般学生が多数を占める理由

  • 学部と修士課程のつながり
    日本の教育制度では、学部で基礎的な専門知識を学び、修士課程でより専門的で実践的なスキルを深める流れが一般的です。そのため、学部卒業後すぐに進学する学生が多いです。

  • 就職市場の影響
    修士課程修了後は、学部卒業生よりも専門知識が高いと評価されるため、就職活動で有利になる場合があります。この背景から、就職前に修士課程を経る学生が多いと考えられます。

  • 留学生と社会人の割合が低い理由 修士課程では、博士課程ほど留学生や社会人向けのプログラムが整備されていない場合が多く、特に社会人にとっては仕事との両立が難しいことが影響している可能性があります。


2. 博士課程の学生構成の特徴と背景

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