不定期にnoteに掲載している「これだけは覚えておきたい日常生活でよく使う『ことわざ』『言い伝え』『故事成語』」をマガジンにまとめて販売することにいたしました。ことわざに興味をお…
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日常生活でよく使う「これだけは覚えておきたい『ことわざ』『言い伝え』『故事成語』」(第22回)- - -「急がば回れ」
Ⅰ 「急がば回れ」ということわざの成立過程・意味・用法について 「急がば回れ」ということわざは、古くから日本で使われている教訓的な言葉です。その成立過程や意味、用法について以下に説明します。 成立過程: 「急がば回れ」は、平安時代の古典『枕草子』にもとづいているとされています。この言葉は、急いで直線的に進むよりも、ゆっくりと遠回りしてでも慎重に行動した方が、結果的にはうまくいくという教訓を示しています。古くから日本の文学や教訓集に見られることわざであり、慎重さや計画性の
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日常生活でよく使う「これだけは覚えておきたい『ことわざ』『言い伝え』『故事成語』」(第15回)- - -「対岸の火事」
Ⅰ「対岸の火事」ということわざの成立過程・意味・由来について 「対岸の火事(たいがんのかじ)」は、日本語のことわざの一つであり、その成立過程や意味、用法について以下に説明します。 成立過程: 「対岸の火事」の成立過程については複数の説がありますが、一般的には江戸時代初期にさかのぼります。江戸時代初期は火災が頻発し、特に江戸(現在の東京)のような城下町では木造建築が多く、火災が発生すると広範囲に広がりやすかったため、人々は火災に対して非常に警戒心を抱いていました。 この
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