無駄を幸せに変えるために【無駄からはじまる物語】
“第8回ぶんげぇむ”参加作品のため、お題にそった記事ですが、内容は体験に基づく実話です。
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「全部無駄だったな」そうとしか思えなかった。夫の死後の悲しみのあとに襲ってきたのはどうにもならない虚無感だった。
これから背負わなければならない大荷物のことを想像するだけで重みと虚しさに押し潰されそうでいっしょに消えてしまいたくなった。
大荷物とは、夫の夢だった建築中のカスタムホームのことだ。
子どもたちが大人になりそれぞ