見出し画像

人生がうまくいかない時は、ガラクタを手放せ! スペイン800km巡礼リトリート(2/100)

仕事も、人生も、なぜだか、うまくいかない時ってありませんか?何やってもパッとしないし、気分もイマイチ乗り切れない時期って、誰にでも、ありますよね。

そんな時は、”ガラクタ”から手を離してみると、現実が変わり始めるんです。


ガラクタの話をする前に、
人生の転機にいるあなたにだけ、絶対に読んでほしいnoteがあります。

退職、転職、独立、結婚・離婚、子育て終了、家族のお別れなどがあり、いま、人生の転機にいるあなたこれから、どう生きていこうか?考えているあなたへ。


ガラクタとは

何の役にも立たないのに、しがみついているもの

例えば

「プライド」

数年前の私は、プライドが高く、人に助けを求めることが、極端に苦手でした。

こんなこともできないのか
能力が低い
頼りないよね

そんな風に思われることが、嫌でした。
(ガッツリ思われていたでしょうけど😂)

もっと深くみていくと、幼い頃の傷が、しくしく痛み出します。

九州男児のお父さんが機嫌を悪くした時に
お母さんを守れない無力さに、嫌気がさした時のことを。

1日でも早く、お父さんの存在から自立すると、心に決めた日のこと。

男なんかに、絶対、頼らない。

そう、布団の中で拳を握り締めて、固く目を瞑った記憶が、蘇ります。

私が持っていたプライドの正体は
「自立」でした。

自立への執着です。

そんな記憶が影響してか

大人になってから
人に「助けて」が、言えませんでした。

助けて!なんて言ってしまえば
また、誰かの支配の中で生きなければいけない。

そんなのは、ぜったいに嫌だったのです。

でも、本当は、末っ子気質の同僚が、うらやましかった。

うまーく先輩や上司に頼りつつ、にゅるっと仕事を仕上げていくさまが、眩しかった。

ちょっとした悩みを、すぐに打ち明けられる人が、うらやましかった。

そんな風に生きられたら、どれだけ楽だろう。
いいな。。。

ーーー

スペイン800km巡礼の初日、ピレネー山脈の険しき山登り。

巡礼一番の山場が、のっけから立ちはだかった時、私は、またしても、一人でした。

足指は、水膨れでぴりぴり痛む。飲料水も、残り少ない。休憩場は近くにないし、山上りも、まだまだ続く。

「できるできるできるできる….」

いつものように、こころに暗示をかけて、山登りを続けました。

この時、身体は、深夜のオフィスで、ひとり仕事をしていると、同じ感覚でした。

あ、、この感じ、知ってる。

仕事が佳境になると、やってくる感じだ。

そんな私に、巡礼路に住まう、いけとしいけるものたちが、話しかけてくる。

「ねえ、大丈夫?」
心配そうに声をかけてくれる馬

「力ぬいてごらん」
ふわっと包んでくれる風

「もっとたのしく♪」
ちょうちょが肩の周りをふわふわ回る

360度見渡すと、いろんなものから、話かけられている気がします。

少し遠くの方に目をやると、羊の群れが横切ってる。

すると突然、
群れから外れて、別の方向へ走り出す子羊。

即座に、笛と棒みたいなもので、
元の位置に戻す、羊飼いの人間。

子羊に、自分の姿を重ねてみる。

いつから敷かれたレールの上を歩き
同じような姿形をした大群の中で
一生懸命、何者かになろうとしていたんだろう。。。

そしてその夜、宿で、他の巡礼者から、こんなことを知らされたのです。

それは、ピレネー山脈の、厳しすぎる山道を通らずに済む、整備された国道ルートがあったということ。

しかも、足をひきずる私を見かけたご夫婦(同じく巡礼者)が、分岐点で私に「そっちいくの?」と、声をかけていたそうな。

なんと、、、
暗示をかけて、一人黙々歩いていたから
そんな声、まったく聞こえなかった、、、。

なんてこったい。。。

スペイン巡礼のゴール地点
サンティアゴ デ コンポステーラの80㎞先にある
西の果て「フィステーラ岬」

この場所では、古くから、
これまで身につけていたものを焼いて
生まれ変わりの儀式とするという。


へえ。
私は、何を捨てようか。





「鎧(よろい)」だと思った。

誰かの支配を避けるための自分
ひとりで頑張ろうとする自分
何者かになろうとする自分

そんな自分を
この地に捨ててしまおう。

その証に、
長く伸びた髪の毛を切ることにした。

サンティアゴ デ コンポステーラ到着時 (ロン毛プリン)
30センチくらい、バッサリ
800km巡礼証書を片手に

髪と一緒に、鎧を捨ててみたら
子供の頃のわたしが、つるんと顔を出していた。

頭ばかりか、こころも身体が軽い。
なんだか、飛べそう(笑)

この地で、重たい鎧によって、大人になりすぎた自分を脱ぎ捨てました。

そして、子供の頃もっていたような、純粋さ、好奇心、自由さを取り戻したのでした。


フィステーラ岬にて 長い髪はこの地で捨てました(ゴミ箱にw)


ひとりぼっちで歩いた初日のピレネー山脈も、いい思い出。

旅の終着地では、こんな風に、たくさんの巡礼仲間に囲まれています。





「大人の中に眠っている、子供心を取り戻す」


そのお役目が、今では、仕事の1つになっていたりするんだから、不思議です。

私がスペイン巡礼(カミーノ)に、してもらったように。





スペイン巡礼Camino de Santiagoについて、もっと知りたい方はこちら!

<Infomation>
今後の人生を、何のために生きて、何のために働くのか?その意味を問い直すスペイン100km巡礼(カミーノ)の参加者を募集中です。

Camino de Santiagoは、人生の転機を迎えた世界中の人たちが、年間 30万人ほど歩く、800kmの巡礼路です。スペインの右上から、左上までの直線距離を、ほぼ全部、歩きます。日数は、35日ほどかかります。

本プログラムでは、全巡礼路のうち、100kmを6日間に渡って歩きます

日程:2022年9月19日(月)-9月24日(土)
※上記日程は、スペイン標準。現地集合・現地解散です。

人生の方向性に迷いがある人は、一筋の光が見つかると思います^^ 命のお役目に気づくためのサインが、あらゆるところから降り注ぐ不思議な道なんです!
私と仲間と一緒に、人生を変える巡礼旅を、体験しにいきませんか?

詳しくは、こちらのnoteをご覧ください。






いいなと思ったら応援しよう!