
常連への道のりは長い
先日、友達を作りたくなった話をここに書いた。
大人になってみたら、友達を作るのがとてつもなく難しい。でもアプリやSNS、趣味などで繋がるのもあまり得意じゃない。
そこで考えたのが「常連になれそうな店に通い、友人を作ること」。
内弁慶が何を言っているんだ、と自分にツッコミを入れつつも、有言実行!
1人で飲みに行ってきた。
友人作りのためにカフェバーにやってきた
今回、狙いを定めたのは、個人経営のカフェバー。
内装がおしゃれで1人でも入りやすい雰囲気、私が好きな日本酒も揃っているらしい。
以前入ったことがあり(ここ重要)、なんとなく雰囲気を知っているので安心できそうだ。
よし、行ってみよう!気合いだ、気合い。
お店に入ったのは19時過ぎ。入って早々、自分の選択がミスだったと悟る。あれ、これは明らかに友達作りの雰囲気ではなかったわ……。
まず、ほわほわした感じの店員さんがワンオペでお店を回している。こりゃ1人でのんびりゆったりする雰囲気だ。以前も行ったことがあるのに、すっかり忘れていた。
それに、三連休の最終日だからだと思うのだが、なんとカウンターに1人しかお客さんがいない。しかも、おそらくお店の店員さんの知り合いか身内。
完全にミスった〜〜!!!!
もしかすると、もう1人のお客さんに話しかけることもできたかもしれない。
しかし、内弁慶の私のエネルギーゲージは店に入った時点ですでに振り切っており、無理!無理!無理すぎる!!
店員さんもなんだか忙しそうで、とてもじゃないけど話しかけられる雰囲気じゃなかった。
そんなことを考えているうちに、もう1人のお客さんの連れが現れた。勇気を出して話しかけ、仲良くなる未来予想図は、儚くちりぢりになったのだった……。
「居酒屋」の常連じゃなくてもよかったのかも
とはいえ完全に胃袋は酒飲みモード。日本酒となめろうを頼んで、ちびちびとお酒を味わう。夏限定のお酒がいくつもラインナップされていて、どれも飲んでみたくなるけれど、お酒が強いわけではないので自制。
しばらく飲んでいると、後からお客さんが次々入ってきて満席になった。
ところが、聞き耳を立てていると、みんなカフェラテや焼き菓子を頼んでいる。カフェバーといいつつも、バー利用より夜カフェ需要の方があるらしい。
他のお客さんはコーヒーと焼き菓子と共に、友人同士おしゃべりを楽しんでいる。
ほー。こんな楽しみ方もあったのか。楽しそう。
そうか、そうだったのか。私は、お酒とおつまみ、そして居酒屋のガヤついた雰囲気が好きだ。それゆえに、居酒屋ばかり視野に入れていたけど、”夜カフェの常連になる”という選択肢もあったのか!
夜カフェなんてここ数年はめっきり行っていなかったし、だいたい夜カフェするときは、読書かPC作業がメインだった。
友人作りにもいいんじゃない? 夜カフェ。
お店は選ぶかもしれないけど、うまくいけば居酒屋より同年代と友達になれそう。
しかし、今日、店内でお酒を飲んでいるのは、私だけになってしまった。なんとも切ない状況である。
常連になれそうな店とはなんなのだろう
結局のところ、常連になれそうな店とはなんなのだろうか。
カフェバーに来る前に考えていた条件はこんな感じだった。
・カウンター席が多い
・お客さんと店員さんの距離が近い
・通いたくなるメニューと価格帯
・入りやすそうな雰囲気
・気さくに話せそうな雰囲気
・客やマスターの年齢層が自分と近い
改めて、この条件を見返してみると、「雰囲気」という言葉が引っかかる。
そんなの実際に行ってみなきゃわかるはずない。そうなんだよ、私は結局、感覚を大切にするタイプで、条件や理屈でどうこうできる人間じゃないのだった。いつも、なんでこんなに自分のことがわからないんだろう。
百聞は一見にしかず。口コミや条件だけではわからないこともたくさんある。あれこれ考えるより前に突撃して、何度も失敗すればいいじゃないか。別に損するわけじゃないんだし。
目覚めよ、直感!
今回は散々な結果に終わったけど、気持ちは不思議と高揚していて、また違う店を開拓しようと意気込んでいる。
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