Iターンの違和感
誰もがハテナと首をかしげると信じて疑わないこの言葉、Uターンは分かる。Jターンも、まあ分かる。「 l 」の形からターンを感じるだろうか皆さま。
「Uターン」ありきで作られたと思われるこの不思議な造語を聞くたびに居心地が悪くなるのは、何かおかしいのに違和感を持たずに使用されている納得のいかなさと一種の気持ち悪さもあるのだけれど、もうひとつはIの字のあたる、いわば止まって見える部分でだって、私たちの日々は進んでいるのになあと思うからなのではないかと思うのです。
あっちにこっちに少しずつ、ときには大胆に方向を変え、足踏みすることだってあるけども、私たちなりに生きているから、Iターンなんて言われるとちょっとムムムとしてしまうのです。