『本当は諦めたくない』クライアントの真意に近づくためのポイントとは?
こんにちは。
フィットネスインストラクターで
道売りストの山﨑史子です。
突然ですが、トレーナーのみなさんは
「本当は○○を諦めたくない」
そんなクライアントさんの真意を
引き出せていますか?
というのも、
実は先日、学生時代の友だちが
仕事で家の近くに来たので
久しぶりに会って話をしたんですね。
その時、
「もう十分いろいろやってきて、
必死に頑張る必要もないんだろうね」
と聞きつつも
「でも本当はまだ、
もっと自分って出来るんじゃないか、
って思ったりしない?」
と聞いみたんですね。
すると
「う~~~ん。」
と唸った後、
「そりゃ~無くはない。。。かな」
とニヤリとして答えたんですね。
なんだかその時、
(うんうん~そうだよね)
と思ったんです。
というのも、
今の世の中の流れって、
とにかくストレスが一番良くない!だから
『無理はしないで、やりたいことだけ、
楽しいことをして生きましょう』
そんな傾向があったりして、
私のクライアントさんたちも
「もう好きなことだけやることにしました」
「やりたくないことは、
もうやらないことにしてます」
と、なんだかもう悟ってしまったように仰るので
何となくそこに物足りなさや
漠然とした違和感をよく感じるんですね。
『本当はもっと○○したい』
が真意としてあるんじゃないかな?
と思うからです。
そこで今回は、
トレーナーとして
クライアント本人も気づいていない本音
を引き出すためのポイントは?
について書いていきたいと思います。
是非、最後まで読んでみてください。
参考になりましたら嬉しいです。
始めに少し、私の生い立ちから
書いていきますね。
私は公務員の父と専業主婦の母
3っつ上の兄との4人家族の中で
育ったんですが、
母の価値観が
『夫を立てて、妻が支えていることが
家族円満の秘訣』
でしたから、
あくまでも母は『縁の下の力持ち』に
徹していたんですね。
でも、子供ながらにそれは
(もったいないな~)と感じていたんです。
なぜかと言うと、
母はもともと保育士をしていた人でしたから、
本当は縁の下の力持ち以上に“出来る人”
だと思っていたからです。
なのに、
そんな母を、父は専業主婦だから
と言って、見下すような態度をとって
認めていないように見えていたんです。
ですから、なおさら、
母のことは私が認めて、立ててあげなきゃ、
そんな風に思っていました。
なので、
母が私に期待してくれることには
いつでも応えたい、喜ばせてあげたい、
そんな気持ちがあったんですが、
幼い子供の私には
そんな気持ちを上手に伝えることが
できません。
ですから、
母が私のために作ってくれた洋服は
ちょっと可愛い過ぎて、
恥ずかしいから嫌だと思っていたんですけど
(そんなことを言ったら、
母はガッカリするんじゃないか?)
と思う気持から、自分の本音が言えません。
結局そんな子供心を説明できる自信がなくて
どうしても口を閉ざしてしまいます。
でも、そうした幼少期の関わりって、
その後もずっと私の根底にあって、
人との関わりの中でも出てしまうんですね。
もう一歩、を踏み込んで来てくれなかったので
踏み込み方が分かりません。
相手の気持ちに踏み込むことに
物凄く勇気が必要になってしまうんですね。
ですから学生時代も、特にいじめられたり
仲間外れにされることはあまりなかったんですが
逆に一歩、人の感情に踏み込むことが
怖くて出来ません。
踏み込めないと、
やはり相手の真意って分かりませんし
深い関係性って築きにくくなっていたように思います。
ですから、大勢の中に居ても
何か自分だけ気持ちの距離が
とても遠く感じられて
寂しい思いを感じたりしていました。
なおさら孤独になるのが怖くて
たくさんの人と関われる接客業に就くことで
寂しくないと思いたかったのかもしれません。
ですから、子育てが落ち着いて、
フィットネスクラブに再就職したときは
とても楽しくて充実していました。
たくさんの方と関わりながら
深く関わるというよりも、
広く浅い距離感で楽しめたからだと思います。
ですが、
そんな私に突然、転機が訪れます。
父が亡くなって
後を追うように、その約半年後には、
母までが亡くなってしまったんです。
一体何が起こっているのか?
あまりの衝撃で分からなくなっていました。
というのも、
ずっと父を支えることを生きがいにしてきた母が
父を失って。。。
それでもやっと立ち直って
「これからはもう自分の好きな事するわ」
と、笑顔が戻った矢先だったからです。
しかも、その時私は、
悲しさだけではなくて、
痛烈な贖罪の気落ちを
背負うことになってしまいました。
というのも、
医師から余命宣告を受けた時、
「余命は半年なのか、一年なのか、
ハッキリとは言えない」
そんな状況だったので、
母の心の負担を考慮して、
急いで告知はしないことにしたからです。
何も知らない母は、
とても明るく振る舞って、
自分の病状を疑うこともありませんでした。
ですから、なおさらその姿を
見ているだけでも辛くて
自分の余命を知ったら一体どう思うのか?
それを想像すると怖くて怖くて、
私も兄もただただ、一日でも長く生きて欲しい、
そう願うばかりだったんですね。
ですが、そんな思いもむなしく、
半年どころか、その4カ月後、
一機に容体が変わって
母は、あっけなく亡くなってしまいました。
その時、わずかな可能性に掛けていただけに
虚しさと悔しさでいっぱいで、
それはもう涙が止まりませんでした。
というのも、
たまたま当時の知り合いから
『ガンと共存しながら生きる方法もある』
と、食事療法を教えてもらったので、
藁をもつかむ思いで、
グルテンフリー(小麦製品)や、糖質の制限で
食事療法をしていたんです。
ですが、
グルテンフリーにしていたことで
最後まで、母に大好きなパンすら
食べさせてあげられなかったんですね。
それを思うと、
強い罪悪感が残ってしまいました。
「こんがり焼いたフランスパンに
バターたっぷり塗って
カリカリさせて食べたい~」
何も知らなかった母は、
無邪気にそう言っていたんです。
でも、
「良くなるまでは、パンは我慢してもらおう」
私も兄も、苦渋の選択でしたが
食べさせてしまったら、
母の命を諦めてしまうように感じて
どうしてもそれができなかったんです。
もっと早く告知をしていたら。。。
これは「たられば」なんですけど、
もし、母に告知をして、
気持ちを聞いてあげていたら
「まだ諦めたくないから、
食事療法を頑張るわ!」
だったのか、
「明日のことが分からないなら
もう好きだけパン食べて過ごしたいわ」
だったのか?
結局その気持ちを聞いてあげることは
出来ずに終わってしまったんですね。
「仕方なかったよ」
と兄は優しく言ってくれましたが
それが悔しくて、悲しくて、
胸が痛くて、
涙が止まりませんでした。
そんな贖罪の気持ちを引きずりながら
何年もそれを抱えていた私だったんですが
ある時、出会った人が言ってくれたんですね。
「もうそろそろ、
肩の荷をおろしても良いのでは」と。
これまでの私の経緯を知って、
「結果は思う通りでなかったかもしれないけど
わずかな可能性に掛けようとして
あなたが努力したことは事実でしょ。
気持ちを聞けなかったことは残念だけど
お母さんは認めてくれていたんじゃないかな」
確かに、
私は私なりに母を思って
少しでも母が食べたいものを、
と必死で探して、支えた日々を思えば
肩の荷を下ろしていい、
もう自分を許していいのでは。。。
やっとそう思えるようになりました。
相手の真意が分からなかったり、
伝えられないって、
とても辛いことです。
ですから、チャンスがあるなら、
勇気を持って、もう一歩踏み込むこと、って恐れなくて良い、
と今では思います。
そしてそれって、
普段の接客でも変らないと思うんです。
ご本人が、
本当はどうしたいのか?
その真意は、ちょっとだけ踏み込んでみないと
見えなかったりするんですよね。
それこそ
「もう楽な人生を送れればそれで良い」
そんな風に仰る方が、
もしかしたら、本当は
「まだ、自分に出来ることを諦めたくない」
そう思っているかもしれません。
ですから、
クライアントの真意を引き出すためには
トレーナーの方が、
『勇気を持って、もう一歩踏み込むかどうか?』
にかかっているように思います。
私は残念ながら母の真意を
聞くことが出来ませんでしたが
だからこそ、
これから出会う人生の中で、
クライアントさんを含めて
お節介と思われたとしても、
『一歩踏み込む勇気を持ちたい』
今はそんな風に思えるようになりました。
何か感じるところがありましたら
嬉しく思います。
ちなみに、
そうは言っても、その踏み込み方が分からない、
という方には、朗報です!
踏み込んで真意を引き出すなんて、
ほど遠かった私だからこそ、
お教え出来ることがあると思っているんですね。
もし、あなたもクライアントさんに
もう一歩踏み込んで、関係性を
変えていきたいと思われましたら、
是非メッセージをください。
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