挿絵がアートな絵本といえば… 不思議の国のアリス 🗝️
こんにちは!
世界中のメンバーとポストカード交換を楽しむコミュニティー、 Postcrossing (ポストクロッシング) 歴10年の文子(フミコ)です。
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先日、ロフトに立ち寄った際、「水曜日のアリス」のポップアップコーナーが目にとまりました。
不思議の国のアリスをモチーフにしたかわいい雑貨がたくさん並んでいましたよ!
「アリス」といえば、青いワンピースドレスに白のエプロンを身につけたブロンド(金髪)の女の子、というイメージが強いと思います。
ディズニーアニメのアリスですね!
ポスクロでもアリスのポストカードが届いています。
ちょっと摩訶不思議な挿絵アートの世界を楽しんでくださいね!
テニエルが描く不思議の国のアリス
「不思議の国のアリス」が、ディズニーによってアニメ化されたのが1950年代。
さらに遡ること約100年、日本が幕末の頃に、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」が刊行されました。
挿絵を担当をしたのはジョン・テニエル。新聞の風刺画を描いていたアーティストでした。
ディズニーのやさしくおっとりした雰囲気のアリスより、ちょっと顔がきつめで大人っぽい女の子。挿絵の中で、表情豊かなアリスが生き生きと描かれています。
有名な話なのでご存じの方も多いと思いますが、「不思議の国のアリス」は、知人家族の三姉妹のために、キャロルが即興で作った物語だったと言われています。
三姉妹の次女“アリス”を主人公にした、摩訶不思議な冒険物語があまりにも面白かったため、アリスが本にしてほしいとおねだりしたとか。「不思議の国のアリス」が誕生したきっかけは、ひらめきと子どもを喜ばせる想像力から生まれたものだったのですね。
アリスのために書き上げた一冊が、今では、世界中知らない人がいないほど有名な児童書になりました。
黒髪&おかっぱ頭のアリス⁈
不思議の国のアリスには原本があります。
Alice’s Adventures under Ground「地下の国のアリス」というタイトルで、ルイス・キャロル自らが手書きし、製本。挿絵も描きました。
挿絵のアリスはおかっぱ頭で黒髪。
私たちが持つアリスのイメージとは、かけ離れていますよね。
実在したアリスの子ども時代のモノクロ写真を見ると、髪は短くおかっぱ頭で、髪色は濃く、おそらく黒髪かブルネット(茶色い栗色)。
ブロンド、長髪のアリスは、挿絵担当のテニエルが作り上げたキャラクターで、本当は黒髪、おかっぱ頭のアリスだったのです。
ちなみに、不思議の国のアリスの原本であるAlice’s Adventures under Ground「地下の国のアリス」は、ロンドンの大英博物館に収蔵されているそうです。
アリスを取り巻く個性豊かなキャラクター
個性的なキャラクターが勢揃いの物語の中で、人気ナンバーワンは、White Rabbit(白うさぎ)?それとも、Cheshire Cat(チェシャねこ)?
不思議の国のアリスの続編、「鏡の国のアリス」は、チェスの話がよく分からなくて、途中で読むのをやめてしまった記憶があります。
ハロウィンが近いこの時期に、なぜか何度も読みたくなる不思議な世界観の物語と、テニエルが描く大人も楽しめるアートなイラスト。
あらためて1枚1枚眺めながら、スキ♡を実感しております。
子どもの本の挿絵アートは他にもありますので、また別の機会にまとめてみたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
皆さま良い週末をお過ごしください!
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