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お前は何も知らないってソクラテスが言ってたよ。(哲学講座2)

前回は自然哲学者たちが神々を理由にするのをやめて、この世界は、原子っていうものが作っているんだという話だったね。
すげえな。前回あんだけ書いたのに、まとめようとすれば、一行でまとまるんだな。前回の何だったんだ。笑
まあでも、そんな感じ。
でも、そこに新たに出てきた、哲学の父と呼ばれる偉人がいるわけ。
その人の名前は「ソクラテス」
聞いたことある?まあ、なくてもいいや。名前ぐらい忘れたっていいさ。
今日は彼に焦点を当てるよ!

1.ソクラテスの時代

ソクラテスが生きた時代は、文明が発展して、奴隷と貴族に分かれっていったのね。
そうすると、仕事は、奴隷がやって、他の人たちはやることがなかったんだ。
だからみんな何していたかっていうと、弁論術を身につけて、広場で弁論してたんだよね。
暇だから議論しよーぜつって。すごない?
今の暇な人たちはNetflixとかSNSとかゲームで1日が終わるのに、
この人たちは、暇だから勉強しよーっつって、弁論術身につけてたんだよね。
どっちの時代がいい?って聞かれたら、ボクは不便でもこの昔の時代がいいなあ。
そんで、そこに登場したのが、ソクラテスって人。
当時、民衆の中で1番頭が良いって言われてたんだ。

2.ソクラテスってどんな人?

ソクラテスは一切自分で本を書くことをしなかったんだよね。だから、彼が本当はどんな人だったのか、何がすごかったのかっていうのは、弟子のプラトンが書いた本からしかわからないんだよね。
でも、だから彼はいつも哲学の父としていろいろな流派の父に祭り上げらちゃったりするんだ。
そんなことあるよね。曖昧さが故にみんなに仲間だと思われるやつっているじゃん?そんな感じ。
んで、彼は必殺得意技を持ってたんだ。
それは、「対話術」ってやつ。
とにかく人と対話を繰り返したと言われているんだ。
まさに道端で急に質問してくるおっさんって感じ!!
こんな人がね、聞いてくるの。
「あなたの正義はなんですか」っつって。

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答えづらいし、びびるよね。笑
でも、当時はほら、弁論がブームだったから、みんなここぞとばかりにのっちゃうんだよね。笑

3.ソクラテスの思想

ソクラテスっておっさんは、
人間は考えれば全ての真実を理解することができるって思っていたんだよね。

こーゆー人間の思考に強い信頼を寄せている人たちのことを合理主義ていうよ。
(↑めちゃたくさん出てくるから覚えておいてね。)

感覚や感情よりも理性(平常な考え方)で全ての物事は理解できるって思ってるんだ。
だから、ソクラテスの最も有名な言葉「無知の知」って言葉が生まれたんだ。
つまり、人は知らないことを知ることによって知らなかったことを知ることができるようになるってことね。
そう、だからみんな気をつけてね!!
twitterで流れてくる浅はかな知識だけで知った気になるなら、君はまだ何も知らないってことだよ!!
一瞬話は変わるけど、現代の教養人である斎藤孝という人は、

「こんなにも情報が溢れているのに知識が深まらない」

っていってるんだ。
まさにその通り。
知った気になることが一番危ねえぜってこと!!

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4.お前に信念があるか?

ソクラテスの最後は処刑だったんだ。
「若者を堕落させ、神々を認めない」っていう罪らしいよ。
ソクラテスは、とにかく、彼が住んでいた地域を「良くしたい。みんなが自分の真理を見つけて歩んで欲しい!」って思って活動を続けていたんだ。
それが彼の信念だったんだよね。
でも、彼のその信念は裏目に出て、彼は、処刑を命じられてしまうんだ。
ソクラテスを敬愛していたプラトンは、逃げてください!!!って言ったんだけど、ソクラテスは自分の命よりも、良心と真理が大切。自分はこの地域のためにやってきた!もし、それがこの地域にとって悪であったならこの地域から逃げて助かることでもなく、この地域に従って、死を選ぶ!と言って、死んでいったんだ。
彼の信念は命懸けだったんだよね。
「使命」ってことばは命を使うって書くけれど、ボクらには命を懸けるほどの使命があるかな?信念はあるのかな。

5.まとめ

このソクラテスの実用的であり、実際的な哲学に何を感じるだろうか?
わかったつもりで、命も時間もかけない何かをボクらは知った気でいないだろうか。
でも、ソクラテスは「知った気でいることをやめろ」というんだ。

彼は自分のことを「自分をソフィスト(知者)ではなく、フィロソフォス(哲学者)知恵を愛する人」と言った。
(↑これがソフィア、哲学につながるね。)

彼の生き方を知ったならどう生きるだろうか。
次回は、敬愛するソクラテスの死から哲学を急進させた弟子、プラトンにいくよー!
彼は、思ったんだ、ソクラテスを殺すなんてえええええ!ってね。
そんなプラトンの代名詞は「イデア」と言うものだ。 それはまた次回

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