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自己流・スランプの脱し方
正直、あまり参考にならないと思います。
こういう考え方もあるのか、ぐらいに思っていただけたら幸いです。
私は、つい最近までスランプだった。
いろいろ忙しすぎたというのもあるが、その忙しさにかまけて小説を全然書かない日が続いていた。
そして忙しさが減っても、小説の書き方を半分忘れかけてしまった。
そんな私が今年に入って三作目を書いている。
私はいかにしてスランプを脱したのか――。
1:本当に何もしない
私は去年の年末から、家事もネットの海を徘徊するのも読書も、本当に何もしなかった。
理由は、年末に肩を骨折したからである。
暗がりでベッドサイドに腰掛けようとしたら、そこにベッドサイドはなく、床に向かって肩から全力ダイブしたのである。
しかも右肩。利き腕のほうだ。
骨折は痛い。マジで痛い。ほんの少し身体を動かしただけでも激痛が走る。
肩から腕の筋肉が全部溶けて、身体を少し動かすたびに、ドロドロになった体液が移動しているような感じがした。
そして、ゾッとするような巨大な青あざができる。
(これ以上は骨折がテーマではないので割愛します)
これまで自分のキャラを軽率に骨折させていたが、正直反省した。
骨折ってマジで痛いな。悪かった。今後は……それでも話の展開によっては骨折させるよ、我がキャラたちよ。
病院で全治三ヶ月と診断され、本当に何もできなくなってしまった。
立ったり歩いたりするだけの振動で激痛が走るのだ。通院以外、真の引きこもりになるしかない。一瞬の油断が大怪我を招いたのである。
痛みが取れるには時間が掛かった。
その間、当然スマホや本を持つこともできず、寝返りさえできない。眠りも浅くなりがちだった。
できることといえば、これまでの人生の反省会と、これから書きたい話の妄想ぐらいである。
私は心に誓った。
骨折が治ったら本を出す! 原稿も書く! 人生何が起きるか分からないんだから、できることは、さっさとする!
一ヶ月ほどで、とりあえず左手でキーボードが打てるようになり、急いで確定申告をやった。
そして二ヶ月経ち、ようやく右手でキーボードとマウスを使えるようになった。
ため込んだ妄想をやっと形にできるぞ……!
と、気づいたら新作を二作書き上げ、現在三作目である。ずっと書きたかったが、スランプで書けなかったプチ巻ちゃんの新作を書いている。楽しいな。
そんなわけで本当に何もせず、ネットからも遠ざかっていたせいでスランプが治った。
いくらスランプが治っても、もう骨折はこりごりである。
皆様も骨折にはお気をつけあれ。単にネット断ちすれば、骨折せずとも近い状態になれるはず(?)
ちなみにまだ完治していないので通院している。
2:締め切りを作る
世の中には何もなくても書けるタイプと、締め切りがないと書けないタイプがいる。
残念ながら私は後者だ。しかも締め切りまで時間があると、つい怠けてしまうというダメなタイプである。
二次創作を全力でしていたころは、ハイペースでイベントがあったので、締め切りも次から次へとやってきた。
だがジャンルが落ち着くと、イベントが激減した。
それでも大きな枠組みでのジャンルオンリーは、けっこう頻繁にあるので、そのたびに新刊を出すとたくさん締め切りもあることになる。
だが私は東巻ちゃん(二次の推しカプ)も大好きだが、自分のキャラも大好きなのだ。
久しぶりに自分のキャラを書いてみたい!
しかし文学フリマ大阪は、半年ほど先のことである。
そこで出したい本の話は決まっているが、締め切りは遠いわ、オリジナルのブランクはあるわで、ちょっと心配なところがあった。
そこで思いついたのが、投稿である。
実は私は、大昔から投稿が大好きだった。
遙か古には漫画を投稿し、漫画を描かなくなったあとは小説を投稿した。
形になったりならなかったり、いい思い出もあれば、しょっぱい思い出もある。
しょっぱい思い出が多くなったあたりで投稿をやめていたが、骨折で引きこもっている間に投稿熱がよみがえってきた。
そして「リハビリがてら、やってみるか」と書いた。
最初に、うんと短いものを書いた。書き上げたあと、久々の達成感を味わった。
次に少し長めのものを書き上げた。
こりゃいけそう、というところで、二次創作のほうの締め切りがやってきたので、いまはそちらを書いている。
骨折前は、あんなに手こずっていたのに、いい調子で書けている(いまのところ)
3:達成しそうな楽しい目標を作る
今回の投稿のいいところは、全部落ちまくっても、取りまとめて文学フリマの新刊にできるところである。
いま「オリジナル本を作りたい~。面白い装丁にしたい~」という気持ちが盛り上がっているので、全部落ちてもダメージは少ない(いや、全部落ちたら二日ぐらいは遠い目にはなると思う)
自分の作品が認められるのは、正直とても難しい。
しかし自作を集めて同人誌を作るのは、金と根気があれば誰でもできるのだ。
とはいえせっかく作った同人誌が売れなかったら「はー、売れなかったかー」と、在庫を見ながら三日ぐらい遠い目にはなる。が、いまはそういうことを考えないようにしている。
本が売れなかった経験は何度もあるので、同じ経験をもう一回するだけのことだ(偉そうに言っているが、やっぱりションボリするとは思う)
いずれにせよ、骨折よりはマシだ。たぶん。
そんなわけで今年はアクティブな年になりそうである。
ちなみに25ちゃんも似たような境地に至っているので、気がついたらPepperBox名義で年末まで毎月イベント参加する感じになっていた。
(全部抽選に通ればの話だが)
・結論
そんなわけで「何もしない時期を作ること」と「未来へのヤケクソ気味の目標」のおかげで、私はスランプを脱した。
皆様が骨折しないことを切に祈ります。骨折は痛いっすよ、マジで!
五日間記事を書いたら、何かバッジを貰えるっぽいので試してみました。
今後は、ゆっくりペースになると思いますが、ときどき見に来てやってください。
まずは原稿がんばる。
(初めて目次を作れて楽しかった)
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