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公民館に求められるオンライン環境は?
今日は公民館について書きます。
今年度から小学校区の公民館主事をしています。社会教育には興味あったので、縁もあり携われていただいております。そんなこんなで、公民館研究大会たるものがあったのですが、リアル開催は結局開催されず、、オンラインとなりました。
こんなのですね。熊本の研究大会もオンラインとなりw
「では、私がセッティングします」となり、申込者で視聴をしました。
自治公民館にネット環境を貸し出し
そこで今回活用したのはこちら。
自治公民館のICT活動活性化、事業として市内10箇所の自治公民館に同じ機器の貸し出しを行っているみたいで、校区内の1つの公民館に導入されていたので折角なので、そちらを活用しました。そちらの館長とも興味そそりましたのでw
さっそく使ってみることに。
貸し出してあるのは、①プロジェクター、②ポケットWI-FI、③パソコン、④スクリーン と、動画視聴やzoomミーティングなんかには非常に活用しやすいものが導入されています。いや便利そうですね。
CASIOのプロジェクターもなかなかいいやつで、WIFIで同期できるのでパソコン立ち上げてアプリをクリックすると映像出力も簡単にできたのでまあ問題なく映し出せます。
こちらを使って、公民館大会の動画を視聴しました。
パソコンは、コンパクトなdynabook。ポケットWI-FIはSoftBank回線でした。
出力はトラブルなく。動画視聴とかには耐えれますね。ポケットWI-FIは月50Gまで。それ以上は遅くなるみたいなタイプでしたね。
まあ、自治公民館には十分なスペックだなぁと感じました。zoomとか使うと不満点とか出てくるのかな?流石にオンラインゲームはしないでしょうが、公民館でできても面白いかもw
公民館にWIFIを導入するにあたって気になるポイント
気になる点は
①公民館の利用者層
②設置してあるのことの周知
この2点が気になりました。
1点目、その自治公民館は、校区内でも比較的若い人が多い地域だったから試験貸し出しかなぁ?という印象です。そもそも、「セッティングがわからん」という人ばかりだと、導入しても利用されない可能性が非常に高いので。この辺は、「その区長が詳しい」と館長がおっしゃってましたが管理している人が詳しいに越したことはないなぁ。
あと、導入する利用者層を理解しとかないとですね。
2点目、そもそも公民館の用途のイメージアナログに集まる用途なところアクセシビリティの良いところに利点の認識が高いこと。なので、オンライン用途の認識をしてもらう必要があります。なので、設置や利用方法などを積極的に周知していくのは必要ではないかと思いました。例えば、回覧板とクチコミなどを駆使、活用例を提示していけば、「家庭にWI-FIがなくても公民館でやればいいや」の層はいいのかもしれません。(妄想の域ですが)
地域の人が共同で使うところとして、オンラインは頻度は低いけど必要なものというニーズがあれば導入する価値はありますよね。
まずは地域の「人」を知ることから
なんだかんだ言っても、こうした自治公民館に貸し出しの動きがあり、使ってみてもローカルな公民館でもこういった「利用ができるな」とシンプルに思えました。
と同時にどんな便利な道具でも「人」を置き去りにしてはならないなぁと思いました。「モノだけ揃えて、はいどうぞ。」といってすぐ活用されると言うわけではならないので、どういう人たちと機会を作っていくのか?を考えたいなぁと。
コロナ禍で公民館の活動はあまりできないまま、令和3年を過ごしていますが割と活動が無いおかげで、「現代に求められている公民館はなんぞや?」と公民館の目的を考えています。
今回、担当している校区の公民館が設置されたのは、昭和の終わりです。あれから35年以上経ちました。初代の人はよーく世話になった駄菓子屋の大六さんでした。
「あの頃から、現代で地域のくらしやコミュニティはどうかわったのか?」
「これから、どのように運営すれば、公民館という空間は価値があるのか?」
時代の流れに合わせて、公民館の機能を考えないとなぁと。オンラインも一つの手段として、活用できたらなぁと思います。
【この記事について】
Locally Driven Labs(LDL)のプロジェクトの1つ“地方のオンラインの普及と価値の創造“にて、オンラインツールの情報共有を記事にしています。
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