もっと色々あっていい「障害福祉領域のテレワーク」

研修を開催した報告でも。
先日、福祉的就労のテレワークと題して、研修会を開催しました。奈良県にある就労支援を行なっている「社会福祉法人ぷろぼの」の大原さんをお招きしました。

大原さんは、内閣府の青年国際交流事業に地域コアリーダープログラムというのがあるんですが、派遣プログラムに参加した時に一緒のグループでニュージーランドとの国際交流と「障害者領域」の視察をした友人です。



「ぷろぼの」は以前(といっても結構前)に訪問させていただきました。

「ビルなの?w」と思いましたが、就労移行支援、就労継続支援A型、B型、放課後等デイサービスなど様々に展開しているところでした。
1階がかっちょいい食堂でしたね。(今は夜営業してないそうですが)
ぷろぼのに興味を持った方はリンク貼っておきますね。

https://probono.vport.org/want-to-work/



テレワークで就労

実際の話を伺ったのですが、「ぷろぼの」の支援事業を2019年から開始したそうです。コロナが流行する1年前くらいですね。元々、ITに強い事業所であるのと近隣に同じような事業展開がなかったようなので、同じサービスを受けるには大阪とか京都とかに行く必要があったので立ち上げた経緯があるようです。10年以上も
web制作、サーバー管理なども行ったりしていて、就労移行支援事業も長く取り組まれていることから、働くためのアセスメントできるので就労支援に対しても高いノウハウがあるので、相性はよかったようです。


令和2年度の就職者数が42名、うちテレワークが7名と早速実績を積み上げている印象を受けました。また職場開拓や、テレワークの会社さんと連携してますね
。理解のある特例子会社との連携なども。

就労する会社が東京だと、テレワークだと地方にいながら東京の時給で働けるという話。これは面白いなと思いました。

求められる能力は?
テキストコミュニケーション系ですね。直接会うわけではないので、読み解く能力とアウトプットする能力が必要。またPCおよび通信トラブルがあったときが挙げられていました。ポイントとしては、困ったことを「困りました」って伝えられるのが重要になりますね。


アバターワークの話もありました。
こちらはソフトバンクのペッパーくんを活用して、PCを使った遠隔操作をして重度心身障害者の方が働くといった可能性を教えていただけました。

イメージとしてはこちらの企業で活躍している記事がありましたのでシェアしておきます。

https://www.osakagas.co.jp/company/tsushin/1282287_15288.html


オリイ研究所を参考にされたようでした。
結構有名なのでご存知の人も多いかと思いますが、リンクを貼っときますね。
私まだ、2、3回ぐらいしか触ったことないですがw




まずは理解する姿勢が大事

私の周りには、このような事業所まだありません。参加したみなさんもなかったので興味深く質問されていました。

「先進的な事例だ」確かにそうではあるのですが、少しずつとりいれることは可能かと、事例を理解しどのように活用できるか。

「テレワーク最高」とか極端になる必要はなく、「時間に縛られない」
は逆に、自分で上手にコントロールしないといけない
と表裏一体とも言えますし。
ぷろぼのでも、テレワークの訓練でもタイムカードを押すとか。くつろぐ場所と仕事をする場所を分ける工夫の話をされていました。

テレワークにはどのような特性があって、障害者支援においても、そのニーズ、特性に応じて訓練及びマッチングするマネジメントが重要だなと思った次第です。とはいえ、テレワークが持つ作業特性や通勤、集団などの物理的な制約絡み直すことができる事は非常に検討でき、もっと事例が増えていきますね。

私の場合、もうzoomのない生活にはもどれませんし、チャットおよび、グループチャットでの非同期中心の連絡によって生活がコントロールしやすくなっています。一方で、スケジュールを入れ間違えて非常にタイトにしすぎて「ひーひー」いう事もしばしばw

まちづくりでも、もっと障害者の方の参画はできそうな気がしますね。

ただ勉強になったではなく、この辺も何かしら導入事例を来年は検討していきたいと思います。

【この記事について】
Locally Driven Labs(LDL)のプロジェクトの1つ“地方のオンラインの普及と価値の創造“にて、オンラインツールの情報共有を記事にしています。


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