メンタルヘルスリテラシー教育?
今年は、自分でやってる研修会グループでメンタルヘルスの市民向け講座を公民館と連携して実施するつもりです。メンタルヘルスを共通ワードで、さまざまなテーマを設けて多職種向けに研修会を開いて早3年。延べ300名超えて参加がありました。本当はもう少し早めに拡充して、地域コミュニティベースにやりたかったのですがコロナウィルスを考慮してオンラインに切り替えて2年もやりました。実質1年しかリアル開催をできてないという、職業柄なかなか悲しいものがありましたが、オンラインを活かして県外の講師もお願いしやすかったのでメリットは活かす試行錯誤は良い経験でした。
しかし、やはりリアル開催、エリアを区切った取り組みは外せない。そして自分達が活躍する圏域にアプローチしたいという想いは変わらず、3年を経過したこの時期にあらためて市民講座を企画していきます。いろんな行事も復活しつつあるし、公私共になかなか忙しい日々ですがw 公民館が機会を作ってくださったので、やりたいと思います。
3つ考えてまして。
メンタルヘルス×教育
メンタルヘルス×労働
メンタルヘルス×地域
この辺をテーマに実施できれば素晴らしいなぁと思います。8月〜9月にかけて、全3回の実施予定です。
メンタルヘルスと教育
メンタルヘルスと教育は、非常に重要なテーマだと思って。1番目にしました。
精神疾患は思春期ぐらいが最も発症する可能性が高い疾患でありながら、子供も大人もよく知らないということがよくあったからです。
虫歯とかは、健診もあって、周りになったことのある人はいっぱいいてとか、情報に触れることができますが、メンタルヘルスは思春期からなので、あまり事例を知ることも身近に感じることが少ないです。
実際に、病院の治療場面でも、疾患の特徴、治療の特徴、社会制度などを病気して初めて知る人が殆どなので、学ぶというのは非常に意義として大きく。楽観的でも悲観的でもなく現実的な落とし所を知ることは非常に重要です。例えば、心理教育など、病気についての学習をしておくことで再発率を抑えることができます。
メンタルヘルスリテラシーとは?
”リテラシー”という言葉自体を私は、3〜4年前に知ったので。w
古典的には「書き言葉を正しく読んだり書いたりできる能力」ですが、現在の日本のリテラシーは、ある特定の分野に関する知識やその「活用能力」を意味するようです。
メンタルヘルスに関してのリテラシーを高めるとは「メンタルヘルスに対しての知識、その学んだ知識を活用できる能力を持つ」という認識になりました。大人になる前に知っておきたかったこと、、、、振り返るといっぱいありますがメンタルヘルスは知識が非常に予防につながる疾患でもあるので是非もっと取り入れてほしいところです。
この分野で活動されてるのは、私もよくお世話になってるcomboさんもあるようです。
このように、関東や島根県ではすでに取り組みが継続されているようですね。
ツールキットもあった!
「必要性はわかったが、例えばどんな内容をすればいいのか?」となるんですが,
2015年にはツールキットがリリースされています。
タイトル:効果的な学校メンタルヘルスリテラシー教育プログラム立ち上げ方、進め方ツールキット
発行日:2015年9月30日
発行者:特定非営利活動法人地域精神保健福祉機構/学校メンタルヘルスリテラシー教育研究会
編者:篁宗一、上松太郎、吉田光爾、大島巌
ツールキットのはじめにあるように、精神疾患の発病後から受療までの未治療期間を短くし、早期に支援を提供するために本人のみならず教員や家族のメンタルヘルスリテラシーを高めることは非常に効果的だと認識しています。
あの意外と、医療職でもメンタルヘルスに関してはよく知らないということもよくある話なので、メンタルヘルスについて情報を共有し合う機会は世の中に増えてほしいですね。私も多職種で学ぶメンタルヘルスの場として、コミュニティも運営していますが、話す機会や情報を知る機会はもっと増やしていきたいと思っていますし、夏にする公民館講座はその1つのアクションになれればと思っています。
専門職が学校に入ってメンタルヘルスの教育をするってのは、できるようにすべきと思います。メンタルヘルスって、事例含め疾患も様々なので結構カバーする範囲が広いんですよ。それを経験のある専門職が入れば、生徒のみならず先生も役に立つのではないかなと思います。先生がファシリテート役をしつつみたいな。
こんどコンボさんに事例など聞いてみよう。ではまた!