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フジノン XF16-55 F2.8を買いました。

今年の夏に私にとって初めてのミラーレス一眼である富士フイルムのX-Pro2を買って以来、次の交換レンズは何を買おうか考える事が楽しみとなりました。


望遠ズームも、マクロも、オールドレンズも気になるし、手持ちのレンズと焦点距離が被らないようにしようとか、色々なレンズの事を毎日のように調べていくうちに、もっとマクロ撮影を突き詰めたいという気持ちになり、次のレンズは中望遠レンズとしても使えるカールツァイス製マクロレンズの Touit 50M F2.8にしようと思いました。

夏にカメラとレンズを買ってから半年も経たずに次を買うのは、妻にも印象が悪いと思ったので、来年の3月ぐらいに買おうかと思っていましたが、このレンズの選択を覆す出来事が起きました。

11月の上旬に、友人から12月に渋谷で開催される音楽イベント撮影のオファーを頂いたのです。
元々プロのカメラマンの仲間が撮影をしていますが、2名体制に増やしたいとの事でしたので、私は二つ返事でOKをし、翌日から早速撮影の為の準備を始めました。


まずライブ撮影に適したレンズを調べてみたところ、『明るい標準か望遠のズームレンズは必須』との記載がありました。
(基本的にライブハウスは暗いので開放F2.8以上の明るいレンズが必要。またライブ中のレンズ交換でシャッターチャンスを逃したり、レンズの落下などのリスク回避の為との事。)

私の持っているレンズは明るい標準単焦点なので、撮れない事は無いが基準を満たしていないので、新たにレンズの購入が必要となります。
大きい出費ですが、『新しいレンズを買うタイミングが訪れた』と前向きに捉える事にしました。
また、今回のオファーを貰った時に何かのチャンスには繋がるかもしれないと直感的に思いましたし、可能な限り良い写真を撮りたいので、その為の投資は惜しまない様にしようと思いました。

そして会社のカメラに詳しい上司のアドバイスを参考にした結果、通称大三元ズームレンズと呼ばれる、高額なF2.8通しのズームレンズに選択肢が絞られました。
今回は動体撮影がメインで、高速のAF性能も必要でしたので、予算オーバーでしたが清水の舞台から飛び降りる気持ちで、富士フイルムの標準大三元ズームレンズである、フジノンXF16-55 F2.8の購入を決意しました。

しかしながら、中古価格で約14万半ば。ちょうど今年の11月から富士フイルムのカメラが値上がりとなり、その余波で中古価格も高騰している様でした。
購入を急ぐ必要も無かったので、しばらく様子を見ていたところ、マップカメラでブラックフライデーのセールが始まり、幾度の争奪戦の結果、無事にXF16-55を購入する事が出来ました。

ズッシリと重みのあるレンズ。
写真を始めて約1年で、
レッドバッジの所有者になってしまいました。


11万円代後半で美品の中古が買えたので、かなり予算の節約が出来ました。

あと、このタイミングでRAW現像ソフトも購入しました。AdobeのLightroomも良いけど、サブスクではなく買切りのものが欲しかったので、知人の勧めもあり、国産のsilkypixにしました。
私事ですが通信制の大学で学んでおり、今年の秋に学生向けのsilkypixがリリースされた事を知っていたので、申請をしたところ通常22000円の商品が6600円で買えてしまいました。

レンズと合わせたら4万近く安く買えた計算になるので、ある意味今回は適切なタイミングで機材を揃える事が出来たのかもしれません。

以下、XF16-55で撮影→RAW現像の作例です。


ワイド端(フルサイズ換算24mm)で撮影。
咄嗟に撮った一枚だけど、スロープの全体を収める事が
出来ました。




少し離れたところからベンチに座るお爺さんを入れて
晩秋の公園を撮りました。
被写体から距離を置けるのもズームレンズの良さですね。



ほぼテレ端(フルサイズ換算83mm)で
枯れた紫陽花を撮影
玉ボケの形も綺麗だと思います。



画面いっぱいに落葉を撮ってみました。
秋を感じる1枚で気に入っています。


友人からの撮影のオファーがきっかけとなり、素晴らしいレンズを手に入れる事が出来ました。実際に使用した上での感想ですが、思い切って購入して本当に良かったと思います。

準備は整ったので、あとは今週末のイベントと撮影の成功を願うのみです。

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