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解説!志望理由書のルールブック3

大学はどういう人を求めているか?大学側の目線で志望理由書を読み解いてみる。

こんにちは。カンザキジュクスタッフのOです。
弊塾代表、神崎史彦著書「志望理由書のルールブック」解説の第3回です!

これから志望理由書を書こうとしている人へ、初回、二回目にわたって、志望理由書には何を書けばいいのか?を解説しました。
三回目では、大学は一体どういう人を求めているのか?について解説します。
例えば、誰かに物を売ろうとするとき、その相手が何を欲しいと思っているのかがわかれば、売りやすいですよね。
それと同じで、大学側がどういった人物を欲しがっているのかを知ることで、志望理由書の理解度を深めて、より志望大学にマッチした理由書を書こうというわけです。

さて本題に戻ります。
大学が求めるのは、どういう人物か?
1回目と2回目の話をまとめると
研究テーマ(見通しのない問い)をもっていて、それをしっかり語れる人。
ということになります。

「自分は◯◯がわかっていないので、この領域を学問の力で切り拓きたい」と考える人が求められます。

これを志望理由書に落とし込むと
「自分と学問との接続」
が肝になるといえます。

もう一つ、大学の役割に着目すると、大学は教育機関の性格も持っています。ただし、研究の素養となる教育をする場所です。
「ただし」と言ったのは、
「私は英語が好きです。だから英語を学ぶために英文学科を志望します。」という理屈は通らないからです。
だって、英語が好きで勉強したいなら、英会話塾に行けばいい、という話になってしまいますよね。
研究の場である大学に行く理由としては、必要性が見出せないという結論になってしまうのです。

志望理由書に書くべき内容

大学側は、研究テーマを持ち、学問の力で未知の領域を開拓する意欲を持った人物を求めていることがわかりました。
それをふまえて、もう一度、志望理由書に書くべき内容を言葉にすると、
以下のようになります。

①私はこういうプロジェクトを学部・学科でやりたい
②このプロジェクトは、こういう「知」を生み出す意義がある
③このプロジェクトを実行するには、こういう環境や支援者が必要だ
④志望校ではこのプロジェクトがこう実行できるので志望する

志望理由書を書くためにはプロジェクトが必要だと書きました。
自分と、学問をつなぐプロジェクトです。
そのためには探究が不可欠ですし、
それをいかに洗練させるかで、
志望理由書が輝くかどうかが決まるのです。


カンザキジュク・オンライン開講!多数の学習参考書を執筆し、
リクルート・スタディサプリ講師を務める代表・神﨑史彦が直接指導する総合型・学校推薦型選抜対策塾です。



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